自分にとってお気に入りのコースを見つけよう

そんな外氏のお気に入りコースの1つが、福岡県にある大濠公園とのこと。同県にある九州大学医学部出身の外氏にとっては、青春の思い出が詰まった場所のようです。

ちょうど先日、私も『福岡マラソン』に出走後に訪れてみました。本著に書かれている通り、ボートの浮かぶ池を囲んだ2kmの周回コースは、気持ちが良くてついペースが上がってしまいます。このコースに込められた思いが垣間見られ、素敵な時間となりました。

『日本百走道』の中には、きっと自宅や勤務先などから近いコースも含まれているでしょう。あるいは、すでに走ったことのある場所があるかもしれません。外氏は本著を通じて、

「ランニングは、自分なりの楽しみ方ができます。だからこそ、いろんな場所を知ってほしいです。」

と話します。出張の際に本を持ち歩き、時間ができたら開いて近くのコースを探してみる。もちろん出張だけでなく、旅行時などでも良いでしょう。 たまにはトレーニングではなく、ただ走ることを楽しみに出かけてみる。そんなランニングライフも良いのではないでしょうか。『日本百走道』の中から、ぜひ自分にとっての“お気に入りコース”を見つけてみてください。

 

“走る”フリーライター。スポーツを中心に、IT・WEBやビジネス関連などで執筆。「人生をアホほど楽しむ」がモットーのノマドワーカー。マラソンやトアイアスロンが趣味で、100km超のウルトラマラソンにも頻繁に出走。ときどき仮装ランナー。2児の子を持つイクメンとしても奮闘中。ナレッジ・リンクス(株)代表取締役。葛飾区堀切中学校・陸上部コーチ。1983年生。