<1. 支援型>

支援型の両親は、子どもを信頼し、子どもに対する関心が深く、子どもとの時間を大切にします。

子どもをよく観察し、子どもの自主性を重んじ必要な時には手を差しのべる。
子どもの好奇心を大切にし、子どもの疑問には答えではなくヒントを与えて考えさせる。
生活の中で子どもと一緒に過ごす時間を大切にし、ものを与えることより経験を大事にする。

⇒このような親に育てられた子どもは、高学歴・高収入で、人生に対して前向きで幸福を感じ、全体としてより良い人生を歩みます。

<2. 厳格型>

厳格型の両親は、子どもに多くのルールを科し、子どもの自主性より親の敷いたレールを歩ませることに重点を置きます。

親の価値観こそが絶対だと考え、それに従わせようとする。
厳しいルールを与え、子どもの自主性や自立よりも親の言いつけやルールに従うことを大事にする。
ルールを守り規則正しい生活習慣を身に付けさせる。

⇒このような親に育てられた子どもは、学校では行儀もよく優等生で、将来平均より金持ちになります。でも、本人が幸福だと感じることが少なく、より多くのストレスを感じがちです。

<3. 迎合型>

迎合型の両親は、子どもに甘く、子どもと過ごす時間も平均です。

子どもと友達のような関係で、子どもに嫌われたくないという気持ちが強い。
ある意味子どもを信頼し子どもに厳しく接することはない。
子どもと一緒に過ごす時間は比較的多い。

⇒このような親に育てられた子どもは、ある程度の学歴や所得を得ますが、前向きな思考や幸福感を感じることは少なくなりがちです。

<4. 平均型>

すべて普通。可もなく不可もなくというところ。

子どもに関心がないわけではないが、深い愛情を感じて接するという態度でもない。
親として責任は果たすが、やるべきことを義務的にやっているという感じ。

⇒このような親に育てられた子どもは、学歴や所得はある程度見込めても、前向きな姿勢は感じられず、幸福感を感じることも少なくなりがちです。

<5. 放任型>

放任型の両親は、子どもに対して関心がなく、子どもが何をしても叱ることもありません。

子どもに無関心で、子どもが何をしても褒めることも叱ることもない。
子どもと一緒に過ごす時間も少なく、子どもの模範になるような態度を示すこともない。
子どもより自分の生活を優先している。

⇒このような親に育てられた子どもは、学歴や所得はそれほど高くなく、また前向きな思考や幸福感も低めです。

<6. 虐待型>

虐待型の両親は、子どもを信頼せず、厳しく接します。親の思い通りにならないと暴力で言うことを聞かせようとします。

子どもへの愛情が薄く関心がない。
親の感情を一番に考え気に入らないと子どもにあたる。
言葉の虐待だけでなく暴力で言うことを聞かせようとすることも多い。

⇒このような親に育てられた子どもは、学歴も低く所得も低くなる。前向きな思考や幸福感を持つことも難しくなります。
(社会システムイノベーションセンター、広報課)
(社会システムイノベーションセンター、広報課)

まとめ

今回の神戸大学の調査結果は、もちろん、こんなにはっきりと親の態度が分れるわけではなく、また父親と母親がまったく違うタイプということもありますね。

支援型でもルールには厳しいということもあるでしょうし、厳格型でもある部分では友達感覚ということもあるでしょう。

それでも、これからどのように子どもに接していくことが、将来の子どもの幸せに結びつきやすいかの参考になります。少なくとも、最後の二つ放任型と虐待型は避けたいものです。

高学歴や高収入というよりも、子ども自身が幸せだと感じながら、生きていけることが何より大切だと思います。

その点では、6つのタイプの中で、前向き思考が圧倒的に抜きんでているのが<支援型>の親に育てられた子どもです。

今子育て中のご両親は、ぜひ、支援型の接し方を参考にしてみませんか?

 

→リサーチ実施! 子育て6タイプ、あなたはどれ?

<参考記事>
What type of parent are YOU? Scientists reveal how the six styles of care can impact your child's future success
・神戸大学 研究ニュース「子育ての方法は将来こどもにどのような影響を及ぼす?」

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」