もし「座らせていただけませんか」と聞かれたら…“指定席”の場合

指定席券を子どもの分も買っていた時に「座らせていただけますか?」と話しかけられたら?

さすがにチケット代が発生しているということもあるのか、アンケート結果では、「チケットをお買いになってくださいと返す」が最多の68.3%となりました。

「乗務員を呼ぶ」も従わない前提だろうと考えると、80%以上の人が断るという結果に読めます。

上記投稿主の男性も、さすがに指定席エリアの子どもに声をかけることはありませんでしたが、子どもの分も指定席を買っている場合は、たとえ半額の幼児であったとしても、年配だからといって席をゆずるべきという事はないと判断された方が大多数であった、ということでしょうか。

これからの季節、通常の新幹線移動では考えられないほどの乗車率になることが予想されます。お盆に法事が設定されているご家庭もあるでしょうし、その時期を外して乗ることも難しいでしょう。

混んだ新幹線に子連れで立ち乗り、2時間……。考えただけでも腰に悪そうです。

確実に座席を押さえるためにも、指定席券を押さえるが吉、かもしれません。

対応が悩ましい“自由席”、注目の結果は?

つぎに、自由席で、子どもが座っている席を指して「座らせていただけますか?」と話しかけられた場合についてです。

このアンケートの結果に入る前におさらいですが、前提として、新幹線には在来線と異なり、優先席というものが存在しません。

そして、幼児はただで乗車しているのに対し、60代男性は大人料金を払って乗車しています。

幼児は膝の上にのせることができますが、じっとしていることは皆無ですし、長時間は親がつらいですよね。

また、ご年配の方は体調等により、長時間立っての乗車は難しいことがあります。
これはご年配の方に限らず、外側からは判断のつかないご病気を抱えている方も該当するでしょう。

座席数1をめぐって、“絶対に座りたいお年寄り”VS“今座席を手放したら向こう数時間つらくなることが確定している乳幼児親”という、絶対に負けられない戦いが今ここに展開してしまうのです……。