書籍『一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?』の著者である上野啓樹さん・俣野成敏さんは、同書の中で、この「間食を取ると太らなくなる」と紹介しています。どういうことでしょう。

それでは、力士の例えで紹介しましょう。

皆さんの力士のイメージはどのようなものでしょう。たくさん食べて体を大きくして、戦いに挑む姿を思い浮かべるのではないでしょうか。ちゃんこ鍋を囲み、ご飯を何杯もおかわりするシーンはお馴染みです。

よくあんなにたくさん食べられるなぁ……なんて思うのですが、それには理由があって彼らは朝食をとらないままでトレーニングをしているのです。つまり、空きっ腹の状態でヘトヘトになるまで動き、そして、一気に大量の食事をとります。

“太らなくてはならない”力士は、空腹の状態で栄養のある高カロリーの食事が必要。あえて、体を飢餓状態にし、ここぞとばかりに栄養を取り入れ、体を大きくしているのです。

つまり、これが太るための食べ方。

これをヒントに、ダイエット方法を改善してみてはいかがでしょう。力士と逆の動きをするのです。

「お腹がとても空いているときに、少量でもチョコレートを食べれば、しっかり吸収されてしまいます。おまけに血糖値がぐんと上がり、そして下がるときも急降下。一瞬、目が覚めますがダウンも激しく、そんなに食べてないはずなのに眠くなってしまいます。ですから、いかに血糖値を急激に上げることなく1日を過ごすかがとても重要になってきます」

出典 書籍:一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?