May J.さんのラジオ番組に呼んでいただいたのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2の公演中止の決定から、1週間以内だったかな。May J.さんとは最近も、SNSでお互いが近況をアップすると、それに反応してやりとりしています。

私はやっぱりエンタメに生きたかったというか、1年間休業して、お仕事も辞めようと思っていたけれど、自分はやっぱりエンタテインメントが好きで。それも、観るだけじゃなくて、“自分もそのキラキラした空間に存在し続けたい”っていう思いを捨てきれなかった。

だからこの世界に戻ってきたという思いがあって。

ひと言でエンタテインメントといっても、いろんな分野があると思うんですが、これからは、やってみたかった映像を通したお芝居も、今まで以上にチャレンジしていきたいです。

でも、自分は一周回って、絶対に、

“「生のエンタテインメントの世界に戻りたい」って思う人間だ”

って、自分の未来がもう見えていて(笑)

ただ、そこへ行くまでには、自分がやりたかった分野に、一度立たなきゃいけないと思うんです。だから、映画やドラマで違うお芝居を学んでみたい。舞台とはまた違う、繊細なお芝居を学べると思うから。

あと、子どもの頃から憧れていた「芸能の世界で生きる」うえでの目標は、より多くの人に顔と名前を知ってもらうことなんです。

「AKB48の宮澤佐江」は、今より多くの人に知られていたかもしれないけれど、ひとりの「宮澤佐江」としての知名度は、当時よりはすごく減ってきていると思っていて。

顔と名前が一致する人になって、皆に知ってもらうのが、芸能の世界で生きる自分の目標なので、その目標はずっと掲げていたいと思っています。そのためのエンタテインメントも、今一番がんばりたいところです。

バックナンバー