人生に満足できない母親の元で育った子どもの悲劇
人生に満足できない母親の元で育った子どもは、どのような過程を経て「ダメ男」になっていくのでしょうか。
人生に満足できない母親は、常に不安やイライラなど問題を抱えているものです。
子どもはいつもイライラしている母親を見て、何とか頑張って喜ばせようとしますが、母親は自分の心を満たすような嬉しい出来事ではない限りそう簡単には喜びません。
喜ぶどころか、自分の心が満たされないため、さらにイライラを子どもにぶつけようとします。
このような状況で育った子どもは、母親を喜ばせようと頑張っているにも関わらずなかなか叶わないという経験を幼い頃から繰り返し、その結果自分が何をしてもダメだという「無力感」と「絶望感」を味わうことになるのです。
幼い頃に繰り返されるその経験こそが、「ダメ男」を作り出す元になっていると岩月教授は言います。
また、子どもは幼い頃からの母親とのやりとりで事実の解釈の仕方、「世界観」が養われると言われています。
人生に満足できない母親にマインドコントロールされて育てられた子どもは、人の幸せを喜ぶどころか、「人は他人の不幸を願うものだ」という世界観を植え付けてしまうとも指摘します。
幼い頃からそういう世界観で生きていれば「どうせ僕なんか出来やしない……」「どうせ他人は僕を見下している」というようなネガティブ思考の大人になってしまうことは避けられず、それが「ダメ男」になっていくということなのでしょう。
ですから、母親は自分の世界観が子どもにそのまま移行してしまうことを自覚するべきではないでしょうか。
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あなたは自分の都合の良いときだけ子どもを褒めたりする育て方をしていませんか?
思い当たる場合は、無意識のうちに自分のさまざまな世界観を子どもに植え付けようとしていますから、注意するようにしましょう。
大切な子供を無意識の子育てで「ダメ男」にしてしまわないよう、今日から少し自分の行動を意識してみませんか。