『PFF・オンライン映画祭』第3夜のトークの様子

ミニシアターの魅力は“個人商店感”。共有する感じが大事

以前はバラエティのイメージも強かったMEGUMIだが「映画にはずっと出たくて、出たくて、恋焦がれていた。市井さんと白石監督(出演作『ひとよ』の白石和彌監督)に、ぐっと引き寄せていただいた」。

また、ミニシアターに足しげく通う映画通でもあり、コロナ禍ではマスク販売を通して、ミニシアターの支援にも乗り出している。

「ミニシアターの魅力は、個人商店感」だと言い、「海外の細かなカルチャーや考えに触れることで、役者としても、人間としても、勇気をもらっている」と熱い思いを語った。

市井監督も「一概には言えないが、やはりシネコンに比べて、作家の顔が見られるのがミニシアター。それにやっぱり映画館で観る、共有する感じが大事」だと共感を示し、「きれいごとっぽいけど、年々、自分のやりたいことをやっていれば大丈夫だと。同じ脚本であっても、監督が違えば、違う作品になりますし」と背筋を伸ばす。

コロナ禍での意識の変化に話題が及ぶと、MEGUMIは「エンタメの方向性、映画の持つ意味がギューンって変わっていきそうな気がしますね。立ち止まることで、生活と向き合い、当然のことにやっと気がついた部分もありますし。『あっ、夕陽がきれい』とか。マインドチェンジしたことを踏まえて、また作品が生まれていくと面白いですよね」と前向きな姿勢。

市井監督は「まだ、この3~4カ月のことを肯定する気にはなれないですけど、今は変な人ばっかり出てくるもの(脚本)を書いています。地球外生命体から見た人間とか」と新作の構想を話していた。

『PFF・オンライン映画祭~“ひと”が映画をつくる~』
7月4日(土)~9日(木) 連日21:00よりライブ配信
※配信終了後~各7日後の23:59までアーカイブ視聴可能

視聴方法

※チケット購入および視聴方法は「PIA LIVE STREAM」と「uP!!!」の2種類あります。
※いずれも配信日から1週間は、アーカイブ視聴可能です。