ではなぜ夏は汗を拭きとるだけのケアにとどまってしまうのか。それは「夏はボディケアアイテムを使用するとベタベタしてしまうから」「肌が乾燥していないから」と考える人が多いからということが調査結果から分かりました。
そして、ほぼ毎日スキンケアをしている人の割合も、冬の54.6%に対し、夏は31.1%に留まっているという結果から、夏のスキンケアは冬のスキンケアに比べ軽視されがちであることも分かります。(花王株式会社 キュレル調べ)
しかし、花王スキンケア研究所の専門家もこうコメントしています。
「汗をかいた 部位の肌荒れが起こりがちな方は、肌の角層のバリア機能不足が原因かもしれません。かいた汗を放置してしまうと汗が刺激になることもあるので、汗をふくなどの対処が大切ですが、夏の肌荒れをくり返しがちな方は、それだけではなくしっかりとスキンケアをすることが大切です。
夏シーズンも毎日のスキンケアで、セラミドの働きを補い、健やかな肌を保ちましょう。」
夏こそ細胞と細胞の間に水分や油分を抱え込んで角層のバリア機能を助けるセラミドを補うためのスキンケアが重要であることが分かります。
ですから、夏に肌荒れを繰り返しがちな人は、潤い成分があり、べたつきにくくすっとなじむようなローションタイプのスキンケアアイテムなどを使用するとよいかもしれませんね。
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このように、夏はスキンケアの怠りからくる肌トラブルが起こりがちですが、汗をかいたらきちんと拭き取り、入浴後はセラミドを補うスキンケアを意識して実行すれば肌トラブルは回避できることが分かります。
今年の夏は「暑さ指数」を気にしながら「適切なスキンケア」で、肌トラブルゼロの夏を目指しましょう。
<参照>花王株式会社(花王MKニュース)「令和の夏は「暑さ指数」に要注意?! 5年連続上昇中! 夏に肌荒れやあせもを経験したことがある敏感肌意識者は約8割」