とも(河西智美)との出会いは、オーディションかなぁ。最終オーディションの現場にいたのをすごく覚えてます。ともは、お姉ちゃんとオーディションを受けていて、お姉ちゃんも一緒に最終オーディションまで合格していて。

ふたりで色違いのすごく可愛いスカートを履いていて、双子ちゃんコーデみたいな感じで、二人で練習をしていたのがすごく記憶に残っています。

昔から可愛い子だったので“かわいい。絶対受かる”って、思っていたら本当に合格していて。「ザ・女の子」が、ともの第一印象だった。

チーム K のカラーもだんだん出来上がり、「体育会系」のイメージが付いていくなかで、よくあの「ザ・女の子」のともが、足も、絶対にガニ股になるようなタイプじゃない子が、拳を突き上げる振り付けとかやっていたよなーって、今となっては思うんです(笑)

もちろん、今はともと「チーム K でよかった!」って、言ってます。

本当に可愛かったもん。ぴらぴらのスカートを履いて、絶対に私が着ないような、未知の世界の洋服を着ていたりとかしていたので!

ともとは、行きも帰りも電車が同じで、特に帰りは、劇場公演の後、特定の場所までマネージャーさんに送ってもらって、その後はそれぞれが家路に着くまで、ほとんど一緒に帰っていたんです。

電車の中で一緒にしゃべったり、ともは、最初からずっと一緒にいた子だったんです。

--帰りの電車の中では、どんなことを話したんですか?

「帰りの電車で、絶対にファンレター読んじゃダメ」って言われていたのに、ファンレターを読んでいたともがいた(笑)

当時は、「家に帰ってから読みなさい」って言われてたのに、我慢できなくて読んでるともを隣で見て、とものファンの人の名前を、私も覚えてるくらい。あはは。

「そのファンレターの人、いつも来てくれてるね」

って、話していたくらいなんです。やっぱり最初の頃だったから今ほど、もらっているお手紙の数も多くなかったから、そういうのをすごく覚えてます。私といえば、ファンレターを家で見る真面目ちゃんだったから(笑)

--どうして電車の中で読んじゃいけなかったんですか?

それはわからないです。AKB48のルールだったんですよね。今は多分、もらってすぐ劇場で読んでいる子もいるし、私も最後の頃はそうしていて。でも最初は、ほんっとに厳しかったんですよ。

--劇場でも読んではいけなかったんですね。

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