また帰ってくる時は、もっと好き勝手やらしてもらう
「よくわからない新型ウイルスで、昔のようなコンサートが楽しめなくなるなんて、夢にも思わなかったんだけど。でもこうやってまた、たくさんの人が手で、身振りで、たくさんの気持ちを伝えようとしてくれて。本当に感謝してます。ありがとう!」
万感の想いを伝えた吉井の「今夜もみなさんから集められた素敵な歌声を響かせて、また新しいバラ色の未来を探しに行きたいと思っております」という言葉とともに流れ込んだ「バラ色の日々」では、事前に「Sing Loud!」企画で募集したファンの歌声が、会場と配信画面越しの観客の情熱を代弁するかのように広がり、至上のロック祝祭空間を生み出していた。
立て続けに「SUCK OF LIFE」「BURN」とキラーナンバーを繰り出し、会場をむせ返るような熱気で包んだところで、「今年のライブも、今日が終わると、あと12月28日の武道館……それが最後になります」「THE YELLOW MONKEYはあと1本で、活動を少し休むと思います」と語る吉井の言葉に、場内の歓喜にやや寂寞感が混じり始める。
「今日はエマの素敵な曲をいっぱいやってきましたけども……自分的にはやっぱり、この曲が一番好きだなと思います」と本編最後に演奏したのは、エマ作曲による『9999』収録曲「Horizon」だった。
「今日はエマの誕生日なんでね、本当はエマに歌ってもらいたいんだけど……」という吉井の振りに、観客が大きな拍手で応える。「じゃあ、1サビだけエマに歌ってもらおう!」とエマ&吉井ボーカルで歌われたバンドの原風景と「今」が、メンバーそれぞれが奏でる音と重なり合い、美しいサウンドスケープとなって会場一面に広がっていた。
アンコールでは『9999』の「天道虫」から「LOVE LOVE SHOW」、そして「悲しきASIAN BOY」へ、とさらに歓喜のレッドゾーンへと観客を導いていくTHE YELLOW MONKEY。
「末長く、まだまだ続けますんで。よろしくお願いします! 2016年からの『シーズン2』は、ちょっと真面目にやりすぎたような気がするんで。また帰ってくる時は、もっと好き勝手やらしてもらおうと思ってますんで。楽しみにしといてください!」……そんな言葉とともに、この日最後に響かせたのは「JAM」。
吉井 / エマ / ヒーセ / アニーの不屈のロックマインドが結実した「JAM」が、「Sing Loud!」企画に寄せられたコーラスと共鳴し合い、珠玉のライブの終わりを目映く彩っていった。
THE YELLOW MONKEY『30th Anniversary LIVE』はいよいよ12月28日・日本武道館公演を残すのみ。同公演は来場チケットがソールドアウト、ライブストリーミングの配信チケットが現在発売中となっている。
また、2021年2月3日には、20年ぶりのライブ・アルバム『Sing Loud』のリリースが決定している。
ライブ情報
2020年12月7日(月) 国立代々木競技場第一体育館
30th Anniversary LIVE -YOYOGI SPECIAL-
▼ライブストリーミング概要
12月10日(木) 23:59まで(タイムシフト)
ライブストリーミングチケット:通常価格4,000円(税込)/ プレミアム会員価格3,400円(税込)
ニコニコ生放送にて販売中
チケット販売期間:2020年12月10日(木) 18:59まで
2020年12月28日(月) 日本武道館
30th Anniversary LIVE -BUDOKAN SPECIAL-
▼ライブストリーミング概要
サイトオープン18:00 / 配信スタート18:30
ライブストリーミングチケット:12月7日(月) 21:30〜販売開始
▼ライブストリーミングチケット詳細
【3日間チケット】
<アーカイブ期間:12月29日(火) 12:00〜12月31日(木) 23:59まで>
■通常チケット:4,000円(税込)
■バラ色募金グッズ付きチケット:4,900円(税込)
【14日間チケット】
<アーカイブ期間:12月29日(火) 12:00〜1月11日(月・祝) 23:59まで>
■通常チケット:5,000円(税込)
■バラ色募金グッズ付きチケット:5,900円(税込)
※バラ色募金グッズ付きチケットについて(送料はチケット代に含む)
・チンドン街道デザイン手ぬぐい、バラ色ピック付
・売上の一部をバラ色募金に寄付させていただきます。
リリース情報
2021年2月3日(水) 発売
通常盤(1CD)/ 価格:2,800円(税別)
初回盤(2CD)/ 価格:3,000円(税別)
楽曲投票参加期間:〜12月13日(日) 23:59まで
収録内容発表:12月28日(月) 日本武道館公演後