そんな“おひとりさま”の揺れ動く気持ちがビビットに描かれた本作。
劇中でもみつ子がひとりの生活を満喫する姿が描かれているが、ふたりはどこまでなら“おひとりさま”でもできるだろうか。
「私は何でもできます。ひとり焼き肉も全然しますし」(橋本)
「えー、すごい」(のん)
「ひとりで海も行ける。周りにカップルとかいたけど、意外と大丈夫だった(笑)」(橋本)
「海辺を散歩するくらいならひとりでできるかもしれないけど、ひとりで海水浴は無理です。プールはどう?」(のん)
「プールはひとりは無理かも……」(橋本)
「じゃあゲレンデは?」(のん)
「それは行けそう。ひとりで練習と思えば、全然平気」(橋本)
「そっか。私もひとり焼き肉までならたぶんできるかな。あ、あと、ひとり旅も! ただし、スケジュールを組むのが下手くそなので、行き当たりばったりの旅行になりそうだけど(笑)」(のん)
こんなふうにふたりが屈託なく話しているだけで、胸にあたたかい気持ちが宿るのは、のんと橋本愛というコンビが多くの人にとって特別なものだから。
7年ぶりの再共演。ドリームコンビの息のあった掛け合いをスクリーンで堪能してほしい。
『私をくいとめて』12月18日全国公開
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日文庫 / 朝日新聞出版刊)
監督・脚本:大九明子 音楽:高野正樹
劇中歌 大滝詠一「君は天然色」(THE NIAGARA ENTERPRISES.)
出演:のん 林遣都 臼田あさ美 若林拓也 前野朋哉 山田真歩 片桐はいり / 橋本愛
製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
企画協力:猿と蛇
©2020『私をくいとめて』製作委員会