山口貴也(左)と内藤秀一郎(右) 撮影:大塚秀美
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  • 山口貴也(左)と内藤秀一郎(右)

現在放送中の『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)の劇場版『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本』が、12月18日(金)より公開される。

小説家でありながら、仮面ライダーセイバーとして世界を救うべく戦うこととなった神山飛羽真(仮面ライダーセイバー)役の内藤秀一郎と、飛羽真の前に突然現れ、剣士として彼を導き共に戦う剣士・新堂倫太郎(仮面ライダーブレイズ)役の山口貴也に、テレビ版の撮影エピソードも交えながら、劇場版の見どころなどをたっぷり語ってもらった。

悔しい思いをしたときも語り合って一緒に意識を上げられた

──まずはおふたりの出会いから振り返っていただけますか。

内藤 僕たちは仮面ライダーの撮影に入る前から少し知り合いだったんですが、初めて話したときに、ちょっと天然だなって。しっかりしてそうな見た目なのに話したら中身が天然でびっくりしたのが第一印象ですね。

山口 あはは!

内藤 「天然だよね?」って聞いても、「違う、天才なんですよ」って返してくる。そういうところが天然だなって思いますね。

山口 秀一郎は『真夏のオオカミくんには騙されない』(Abema TV)に出てたときのイメージが強かったんですけど、『セイバー』の現場で話したら、赤ちゃんみたいだなって思いました。無邪気というか。

携帯を見てずっと笑ってたり、突然「にゃー!!」って言って絡んできたり。僕もそれに対して「にゃー!!」とか言って、(須藤芽依役の川津)明日香ちゃんに笑われちゃって(笑)。

内藤 最初の頃は川津がツッコミ役になってくれる感じでしたね。僕と川津は同じ事務所でもともと仲が良かったので、3人ですぐ打ち解けました。

──早くから仲が良かったことが、作品作りの上で役立ったと思うことはありますか?

内藤 PR撮影のアフレコのときに、ふたりで結構夜中までやったんですよ。そのとき、厳しく言われたんだよね。

山口 うん。撮影が始まって3日目くらいの、初めてのアフレコのときに。

内藤 ふたりとも悔しかったけど、でも、初めてだからどうしたらいいかも分からなくて。仲が良かったから「ちょっと話して帰ろうか」って、語り合って一緒に意識を上げられたときは、貴也で良かったなって思いましたね。

山口 うわべだけの関係じゃなく、最初から気を使わずに言い合えたのが、男同士の仲の良さというか、信頼感があってこその時間だったのかなって。

──俳優同士として、熱く語れたんですね。

山口 逆に、普段「ごはん行こうよ」とか恥ずかしくて誘えないよね?

内藤 確かにね。

山口 いつもわちゃわちゃしてるとか、手をつないで歩くとか、そういうのじゃない男の仲の良さがあるのかなって。

内藤 普通、手はつながないでしょ!

山口 女の子でいうところの例えだって!

内藤 こういうところが天然なんですよ。

山口 半分狙って言ってますから。

内藤 いやいや! 嘘だろ!!(笑)。

──ちなみに他のインタビューで、内藤さんが山口さんに今後写真の撮り方を教えていきたいと、お話されているのを読んだのですが、本当にレクチャーされたんですか?

内藤 写真の話って、本当に最初の頃だよね。1、2話を撮ってたくらいの。

山口 そうそう。

内藤 どう撮ってもかっこいいから、教えるの嫌になっちゃったんだよね(笑)。普通にナチュラルにしてればいいんだよ。

山口 でも、それこそ、秀一郎が撮られるところを見たときにさすがだなぁと思ったのが、カメラを向けられると顔が変わるんですよ。そこがすごくうらやましい。僕なんか、「あ、写真ですか!」って構えちゃうから(ピースしながら)。

内藤 ピースはダメでしょ!(爆笑)。