当時はありませんでした。『転石』は、Kに初めて与えられた曲の中のひとつだったし、チームとしての責任のある曲で、ファンの人とひとつになれる初めての曲だったんです。

それをみぃちゃんはわかっていたと思うんです。

この曲をチームAさんと初めてやるコンサートで歌った時、ファンの人がすごく盛り上がっているのを、当時のチームAの人たちが見て、Kからの勢いをすごく感じていたんだと思います。

--チームKが後ろから追い上げて来ているぞみたいな感じで?

そう、そうだと思います。後ろから来ているかもしれない、波に乗ってるかもしれないぞって、チームAの人たちに思わせたのが、多分この曲だったから。

みぃちゃんがこの曲を選んだのも、"バトンをつなぎたい"っていう思いや、歌詞で「チームK」と歌う曲を、今のチームKの子たちに、"元祖歌っていた、私と才加のツインタワー二人と歌わせてあげたい"っていう思いがあったからだと思うんです。

私たちも、"私たちが伝えられる曲って、この曲しかないと思う"っていう思いで、一緒に歌わせて頂きました。

--元々『転がる石になれ』は、公演の中でどんな部分で歌われる曲なのですか。

『転石』はいつだったかな…、基本的に終盤で、アンコールの時の数曲の中の曲だと思います。大きいコンサートになると、中盤で歌ったりもしますが、初めて披露した時は最後の方に歌う曲でした。

でも、チームKの全員が、この曲を好きかと言ったらそれは分からないです。それぞれが『転石』よりも、もっと好きな曲があるかもしれない。だけどチームKの曲と言ったら、好きとか関係なく、やっぱり『転石』になっちゃう。定番ソングというか。

だからこの曲はひとりや少人数で歌うものでもなくて、人数ありきの曲というか。歌の振り分けもずっとフルで皆が歌っている曲なんです。AKBの曲ってだいたいAメロ、Bメロで別れていたりするんですが、この曲はフルでオールで歌ってるんです。

--チームカラーがすごく出ている曲なんですね。

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