『ピーターパン』の舞台はやっぱり特別で。劇中に空を飛ぶワイヤーアクションがあるので、ちゃんとそのお稽古をしないといけないから、ワイヤーが使える別の劇場で、稽古する時間を数日間取っているんです。
その稽古までには、他の部分がちゃんと出来上がっていないといけなくて。
ちょうど今日は、この取材の後に“粗通し”といって、最初から最後まで、初めて通しでやる稽古があるんです。事故なくできるか、周囲の動きを意識しながら通しでする稽古です。
自分が出ていないシーンは、見たことのないシーンばかりなので、今日そこで初めて全体を知ることができるので、すごく楽しみにしています。
ワイヤーアクションの稽古は、ワイヤーを使って飛ぶ人だけではなくて、ワイヤーを付けない人たちも絶対に行く必要があるんです。
なぜかというと、決闘のシーンなら、ワイヤーを付けた人がこういう遠心力でここまで来るとか、周りにどれくらい影響するかを確認する必要があるから。
それによって、アクションが変わったり、この立ち位置にはいられないとか、微調整したりしていくんです。毎年必ずする稽古なんですが、照明や音響合わせをする本番前の舞台稽古だけでは、時間が足りないので、前もって別な場所で稽古をしています。
--なるほど。確かに、ワイヤーの動きは特別ですから、そういう稽古も必要なんですね。『ピーターパン』ならではのお稽古をしながら、本当に長い時間をかけて作り上げていくんですね。
そうですね。特に今年は、演出家さんが変わって初年度の舞台ということもあって、じっくりと、皆が理解を深められるように、より時間をかけて作っていると思います。
--『ピーターパン』ならではというと、観客に子どもたちが多いのもこの舞台の特徴かと思いますが、ここからは話題を変えて、佐江ちゃんの子どもの頃の話や、エンタテインメントとの出会いの頃の話も聞いてみたいと思っています。
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