[第45回]宮澤佐江、8/13誕生日「自分のターニングポイントは、自分が決めなきゃ」。先を見据え今を考える

そうですね。“大きな変化というものが、ついに身近にあるな”という思いでいるというか。今までは口では言っても、“まだまだ先だな”っていう感覚でいたので、“とにかく目の前の事を頑張ろう”っていう思いだったんです。

でも、「2年後、3年後なんてすぐに来てしまう」という感覚を、実感としてつかんでしまったので、1カ月後、1年後こうなっているとかではなくて、この先、3年後、5年後までのプランを、自分で考えていかないとダメだって、この1年ですごく意識しています。

周りにもそう感じさせてくれる友人がいる分、“あぁ、そうだよな。先の事をちゃんと考えなきゃいけないな”って思い始めましたね。

この1年…、もう2年近くになるのか…。当たり前だと思っていた事が、当たり前じゃなくなって。だから、“すごく先を見据えなきゃいけない”と思ったというか、“出たとこ勝負じゃもうダメなんだ”って、感じるようになりました。

私の中では、考えさせられる時間ができたのはいい事だと思っています。今まで“どうにかなる”って思って生きてきたし、今でもそう思って人生を送っている部分もあるけれど。

でも、自分のターニングポイントとなるところは、自分が決めなきゃいけないなって。
“そういう意識を高く持っていきたい”って、思うようになったんです。

－－とっても心強い発言ですね。

いえいえ、今、こういう状況でもあるので、考えさせられた時間が、私だけじゃなく、皆、増えたと思うんです。それがきっかけで、多分、私もこういう思考になったんだと思います。

－－これまでにも、節目、節目でその時々の「目標」を聞いてきましたが、1つひとつコツコツと積み重ねて、確実に変化していっている佐江ちゃんを、改めてすごいなと思います。

私は取材のおかげで、過去を振り返る機会が多いけど、思うのは、昔の方が目標が「強い」というか、「濃い」と思います。

私は昔の自分の方が、すごいなって思っちゃう。

－－昔は尖っているところがあったとか?

自分自身、尖っていた時代はないんです。尖ってるとは思わないんですが、昔の方が「目標を身近に感じている」自分がいた気がします。

以前は、「目標が隣り合わせ」みたいな感じで、前に進もうと思っていたけれど、今は、何百メートルも先にある目標に向かって、ゆっくり、ゆっくり進んで行くようになりました。プラン変更っていう感じかな（笑）

－－目標を置いて、見据えているスパンが長くなっている話を、去年したような気がします。今年はそれがさらに延びていますね。（第30回）

え、本当に!?