『仮面ライダーリバイス』のテーマは「家族」妹を思い浮かべて役づくりを
ーー現在、『リバイス』の撮影が始まってから、どれくらい経ちましたか?
前田 3~4ヶ月くらい撮影しています。これまでのライダーはTV放送からスタートでしたが、『リバイス』は劇場版(『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』)からスタートなので、撮影開始が少し早くて。
劇場版では、まだ五十嵐一輝がどんなキャラクターなのかあまり分からない状態で演じていたんです。TVの撮影が進んでいくうちに、こういうキャラクターなんだと分かるようになってきました。
駒木根 僕も劇場版(『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』)からだったので同じですね。それにしても撮影入って、そんなに経つのか! 早いなぁ。
ーー一輝を演じる上で意識していることを教えてください!
前田 『リバイス』は「家族」がテーマで、一輝には弟と妹がいます。これまで「家族」がテーマの仮面ライダーはあまりないですし、「家族」がテーマだからこそ共感できる部分も多いので、一輝を演じる上では一番意識したいところです。
僕にも妹がいるので、兄としての気持ちを重ねながら役づくりをしています。あとはアニメやマンガが好きなので、そういう作品から似たキャラクターを参考に役づくりしました。
今回で言うと、妹はいるけど弟はいないから、弟がいるお兄ちゃんキャラクターを参考に「弟とはこう接するのか」「こんな関係性なのか」とアニメやマンガから知識を得ました。
駒木根 (拍手をしながら)素敵な回答。
スーツアクターさんとのお芝居、大変じゃない? 僕もスーツアクターさんとのお芝居を経験した身として、大変さをすごく感じていて。
前田 大変です。一輝という一人の人間を、変身前は僕が、変身後はスーツアクターさんが演じるから、仕草とか挙動とかを合わせないといけない。僕、自分で言うのもおかしいのですが、すごく姿勢がいいんですよ(笑)。スーツアクターさんは僕の姿勢を真似て、僕の身体に合わせた動きで演じてくださっている。
だから、僕もなるべく自分の撮影がない日はスーツアクターさんの撮影現場へ行って、どういう動きをしているか、仕草や姿勢に癖があるかと見学しています。