子どもの話を聞くとき

「落ち着きがないですよね」まで同調しなくても、「置き去りにしたくなったんですね」と、相手の言葉を私がオウム返ししたように、

子どもが「今日、幼稚園で○○ちゃんが△△して」と言ったら「そうなんだ。今日、幼稚園で○○ちゃんが△△したんだ」

と、子どもの言ったことをそのままオウム返しするのです。

これで「ママに話をちゃんと聞いてもらえた」と子どもは感じることができるようです。

ベストセラーとなった阿川佐和子さんの著書「聞く力」によると、「うん、気持ちよくわかります」も、すぐに言ってしまうと「なんだ~わかっている振りして」と相手に思われるそうです。

私も「私があなたの立場だったらきっと同じように思います」と、わざとらしく言われて「あんたに私の何がわかるのよ!」とブチ切れてしまいます。ですから、これも安易には使えません。

相手が発した言葉をオウム返しする。このタイミングが肝心で、すぐに言ってもダメ、時間を置きすぎてもダメ、余計な一言もかえってよくないので、“微妙な間”が大事だそうです。

相手の話を聞くのは“傾聴ボランティアの研修”が存在するように、なかなか難しいものですが、これを知識としてもっているだけで、子どもへの対応の仕方が少しだけ変わるかもしれません。

子育てでも、子どもが何か訴えてきたとき“傾聴”してみてくださいね。