芽郁ちゃんがお嫁に行くまでは見守りたい(笑)
――お二人がお互いに見て、「田中さんの森宮さんっぽいところ」、「永野さんの優子ちゃんっぽいところ」はありますか?
永野 田中さんと森宮さんは……うーん……。
田中 がんばって探してるね~(笑)
永野 森宮さんが優子ちゃんに対して向ける優しさと、田中さんが私に向けてくれる優しさは、同じ柔らかさを感じました。
現場では自然と「森宮さんと優子ちゃん」という親子でいましたけど、こうやって撮影が終わったあとにお会いしたときの柔らかさは、優子だったときの森宮さんに対しての気持ちと何か近いなあ、と。
――田中さんもお父さんのように見守っていたな、というは実感がありますか?
田中 そうですね。やっぱり森宮さんが優子ちゃんに対してそうだったように、芽郁ちゃんがお嫁に行くまではしっかりと見守りたいな、と思っています(笑)。
僕から見た芽郁ちゃんと優子ちゃんの共通点は……原作を読んでいないから、というのもあって、芽郁ちゃんがいるから優子ちゃんになってるぐらいの感じでみていましたね。
だから、ポジティブなところやキラキラしたところも、共通点なのかな、って。芽郁ちゃんからしかあの優子ちゃんは生まれないんだろうな。
永野 (嬉しそう)
田中 わかんないよ? 原作読んだら、全然違うな、ってなるかもしれないよ?
永野 えーっ!
――石原さとみさん演じる「みいたん」のお母さんとしての梨花は、永野さん、田中さんから見て、どのような印象を持たれましたか?
永野 原作を読んで結末を知っているからかもしれないですけど、すごくたくましい女性だなと思いました。誰かのことを想う気持ちがこんなに人を動かすんだな、というのは同じ女性としては、すごくかっこいいです。
――共感した部分はありましたか?
永野 梨花ほど何かに自分が突き動かされるということはないので、共感とまではできないですけど、ただ、もし同じ状況に自分がなったら、梨花のような判断ができる女性にはなりたいかな?
田中 僕は母親ではないので、自分だったらこうするっていう感覚はわからないんですが、梨花の選択については「え~そのチョイス~?」とは思いました。
みいたんも梨花もお互いに一緒にいたいという思いがあったのに、梨花は違う選択をした。一緒にいたいならいればいいのに、と僕は思うタイプではあるので……理解するのは難しいですよね。一緒にいることを選んだ未来だったらどんな結末なのかな、とどうしても思ってしまいます。