映画を観て大切なものを再確認してほしい

永野芽郁×田中圭 撮影:奥田耕平

――完成作品をご覧になられた感想はいかがですか。

永野 完成作品で初めて見たシーンもたくさんあったんですけど、それぞれが思いやりを持って過ごしていて、「人を想う気持ちはこんなに美しいものなんだ」と改めて感じました。泣けるけど、ダークさを感じさせない作品ができたことへの達成感と喜びみたいなのはありましたね。

田中圭 撮影:奥田耕平

――田中さんは完成作をご覧になって、一番心動かされたシーンなどはありましたか。

田中 優子ちゃんと森宮さんが初めて喧嘩するところですね。やっと喧嘩できた、というのとその喧嘩の内容が「それか……」と。

優子ちゃんと森宮さんを繋いでいるものは別にあるけど、2人の絆もある。お父さんと娘でやってきてるけど、喧嘩もできないんだね、なんて言ってたんです。

ようやく喧嘩ができたと思ったら理由は「それか」っていう。嬉しいんだか悲しいんだか、よくわからないぐちゃぐちゃな感情で優子ちゃんを見ていて、そこで感情が一気に動きました。

永野芽郁 撮影:奥田耕平

――最後に映画を観られる方へのメッセージをお願いします。

永野 本当に悪い人がひとりも出てこない、温かみのある映画になったと思います。ご覧になって自分の大切なものは何か、大切な人は誰か、というのを再確認してもらえたら嬉しいです。

映画『そして、バトンは渡された』は公開中。

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永野芽郁さん、田中圭さんサイン入りチェキ

スタイリング/Shinya Tokita(永野芽郁)

衣装協力/ニットベスト 47,300円、ニット 51,700円、パンツ 51,700円 (トリー バーチ ジャパン 0120-705-710 東京都港区北青山2-5-8 青山 OM スクエア 3F)、その他スタイリスト私物(永野芽郁)
トップス26,000円、パンツ27,000円(semoh)、メガネ37,000円(O.J. GLOBE SPECS OPTICAL Co.)(田中圭)

大阪府出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして執筆活動を開始。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。たれ耳のうさぎと暮らしている。ライブと本があったら生きていける。