それが気持ち悪くないですか!?(笑)。「なんで舞台に立つと高くなるの?」って。
日常会話で興奮してしゃべったりすると声が高くなるのと一緒で、舞台の時はシンプルに気持ちが上がるから声も高くなってしまうんだと思いますが、こういうインタビューのときは落ち着いて話しているので声が低めじゃないですか。
この差が自分でも不思議というか気持ち悪く思う時があるんですよね。
歌声は、ミュージカルの舞台に立たせていただく機会が増えてから、出会った歌唱指導の先生に「自分の声がずっと好きじゃない」って言っていて。今年の『ピーターパン』の舞台のときも、歌唱指導の先生にそう話したら、
「いい声してるのに、自分の声を嫌いなんてもったいない!」
って、言ってくださって。タイガー・リリー役を、初めて本読みしたときも、
「佐江はしゃべっているときの声質がすごくいい。だけどリリーになると、のどを締めている気がするから、もっとそこを開放させてやってみてもいいんじゃないかな?」
と伝えられて。自分では締めているつもりはないのですが、そういう癖があることは感じていたので、先生に言われて改めて意識をするようになりました。
とても素敵な先生でしたね、、。発声のトレーニングや色々なお話をしていくなかで、「もっと自分の声を好きになってあげてね。めちゃくちゃいい声してるから」って褒めていただけて。
"ダメだ" "好きじゃない"っていう思い込みはダメだなと思いました。
発声ってイメージするだけで声の出方が全然変わってくるんです。
「頭のてっぺんに響かせる感じで」って、もちろん頭の中の構造は分からないし、頭のてっぺんから声は出せないけれど。意識するだけで息の通り方が変わるから、発声も変わってくるんです。
歌唱指導の先生がいない場所でひとりで練習してしまうと、また変な癖がついたりするので気をつけなければいけないんですが、最近は "先生はこのことを言っているのかな?" "この出し方が正しいのかな?"って、探りながら練習しています。
--声については、自分が思っている自分の声と、録音したりして聞く自分の声との違いに違和感を感じたり、“自分の声、嫌い”と思うんですよね。
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