そうなんです。だから「ダンスに自信がある」と言ってしまうと、それは違うんです。なぜなら、全部のダンスができるわけではないから。

けれど私の中では、繰り返しになってしまうけれど、エンタテインメントへの入口はダンスで、踊っている人の動画を見るのも好き。ダンスだけでパフォーマンスしたりする人たちを、実際に見るのもすごく好きなんです。

今、ミュージカルや舞台でお仕事をするたびに、さまざまなジャンルのダンスができる方たちと出会うので、そういう方たちと出会えば出会うほど、ダンスに対する興味の幅が、どんどん広がっていってます。

でもそのダンスを「自分でも踊れるか? 踊りたいか?」といったらまた別で。踊っている人を見て、“こういう表現、素敵だな”“ずっと見ていたいダンスだな”って思ったりしています。

だから私にとってダンスは、「自分で踊るのも好きだけど、見るのも好きなもの」って、言えますね。

--そういば以前の「ミラチャイ☆」でも、ダンスについて話した回があったように思います。「こういうダンスしている人はかっこいい」というような内容で…。

あッ…、つい最近話したかもしれません。「力まずに踊っている感じがカッコいい」という話じゃなかったですか?

「ユルッと、ラクそうに踊っているものほどかっこよく見えるけれど、そういうダンスこそが、実はいちばん難しい」という内容でしたよね。(第36回)

フォトギャラリー【本文未掲載分もあります】「ミラチャイ☆」連載 第36回

--そうでしたね。「肩の力の抜き方」を、ダンスで例えたのはすごくいいお話だなと思った記憶があります。「ユルッと、ラクそうに踊る」ほかにも、佐江ちゃんが“この人のダンスが好き”と思えるポイントはありますか?

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