絵本は子どもに押しつけず「自分で選んでもらう」

ーーつい「子どもにはこの絵本を読んでほしい!」なんて思ってしまうのですが……。

じゃんぽ〜る西「よくわかります。でも子どもって、興味のない本だとまったく読まないと思うんですよね。

うちは長男と次男で好みが違っていて、長男はそもそも絵本にあまり興味がありませんでした。次男は特に乗り物の絵本が大好きで、ブルーナなどの動物ものはあまり読まないです。

だから、親が「この本を読んで!」と押しつけても、結局読んでくれない気がするんですよね。お子さんと一緒に図書館や本屋に行き、自分で選んでもらうのがいいのではないかと思っています」

ーー絵本をなかなか読みたがらない子どもに絵本の魅力を知ってほしい!そんなときにはどうしたらいいと思いますか?

じゃんぽ〜る西「私のおすすめは「絵本の読み聞かせ」です。うちの次男は何度も何度も絵本を読むので、その理由を考えていたのですが、ふと「大人が読み聞かせているからでは?」と思ったんですよね。

『おとうさん、いっしょに遊ぼ ~わんぱく日仏ファミリー!~』Ⓒじゃんぽ~る西/祥伝社フィールコミックス

読み聞かせは子どもにとって、まるで劇場にいるみたいにワクワクするもの。それがわかると、日々の読み聞かせも頑張ろうという気になります。

あとは読み聞かせをすることで「私はあなたに興味があるんだよ」という姿勢を見せて、それが子どもに伝わるのが大切かなと。

読み聞かせをする時、絵本は親と子どもの間にあるだけの存在で、そもそもは親と子どものコミュニケーションありきだと思うんです。

だから「読ませたい」じゃなくて、子どもに対して愛情を示すのが大事ではないかと感じました」