まわりから「元気だね」って言われたとき、私自身は元気なんだけど、“これって、元気なの?”“人によって、元気の度合いは 違うんじゃない?”って、思っちゃうことがあって。

昨日も親友としゃべっていたときに、「自分って、何なんだろう」という話になって「自分がどういう人と付き合えているのか。自分の周りにいてくれる人が、その答えのような気がする」というようなことを、親友が言っていたんです。

「なるほど!」と思いました。

「自分が何者なのか」は、自分の中だけにしか答えはないと思っていたけれど、まわりにいる人によって気づけることもあるんだって。そういう意味で今年は、「自分を見つめ直す」のと同時に、「まわりを見直す」こともしたいなと思っています。

「本当の自分って、何なんだろう」…って、何だか壮大なテーマになっちゃいましたね(笑)

--自分のまわりにいる人が、実は自分の「映し鏡」になっているとも言いますね。

これまで私は、自分の「直感」とか「感覚」というものを信じて生きて来ました。例えば人を見るときも、“この人は、こういう人だろうな”っていう直感が、合っていることが多かったんです。たまに違ったとしても、大幅に違うことはなくて。

でも最近、その直感が全然違っていた人に出会ってしまったんです…。

その人は、私が、たまたまお会いしたことがある人で、私の友だちも別の機会にその人に会っていたんです。「佐江もその人に会ったよ。こういう人だったよね」って、友だちに話したら、友だちが「え!? 全然、違う人だったよ」と言ってて。友だちから聞いたその人の印象が、私が持っているものと全く違う印象だったんです。

そういう経験は初めてだったので、何でこの人のこの部分を見抜けなかったのか。自分の直感がこんなにも外れたのか、不思議というかすごくショックだったんです。

二重人格とか多重人格とかではないし、私が見抜けなかった一面を持っていたからといって、その人のことを嫌いになるとかそういうことではないんですが…。

--それは、些細な違いですか? それとも、ものすごく違った?

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