そうですね。ここ数年、私自身、人との「出会い」とか「友情」とか「愛情」を大切にしてきたという自負があって。それが今、お仕事につながったり、プライベートでの友だちができたりと、ご縁ができていると思います。

一方昨年は、「良い加減」を意識してきたこともあって、私の中にいる「ドライな自分」が表に出ていた1年だったと思っているんです。

元々自分は、人との関係の中で、1人ひとりに「情」を入れすぎちゃって見返りを求めすぎちゃうところがあるんです。もちろん情は、人から言われて注いだものではなくて、自分から注いでいたのだけれど。

相手から返ってくるものがないと、自分で勝手にショックを受けてしまったり、見返りを期待していた自分に腹が立ったりするんです。

だから昨年は、ショックを受けたり腹が立ったりしないように、「良い加減」を意識した結果、ドライな自分が表に出ていました。「こんな感じでいいんだよね。私が注ぐ気持ちも」「見返りがないのは、私がこれくらいしか与えていないからだよね」みたいに。

そうすることで、生きやすさや過ごしやすさを感じられたので、今年も続けていきたいと思っているんですが…。

でもやっぱり、「大切にしたい」と思う人には、自分から寄り添わないといけないなって。

「気になったときには、声をかけてあげなきゃいけない」と、すごく改めて感じた年でした。

本来の自分は、やっぱり「情が深い人間」だなって思うし、2022年は、周りに対する愛の大きさを、改めてちゃんと提示していこうってすごく思っているかな。

--全部に対して「良い加減」が必ずしもいいとは限らなくて、「良い加減」という選択肢もあるけれど、「深い情を持ちたい」と思うところにはしっかり提示していきたいということでしょうかね。

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