「生きていていいんだよ」という作品になれば
劇団四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』稽古風景 撮影/阿部章仁
2018年の『恋におちたシェイクスピア』に続き、劇団四季で2度目の演出をする青木は「僕も小学校時代から四季を観ていた。自分が演劇において育ててもらったところに、今呼んでもらっている状況」と四季での創作を喜び、
「この作品にはたくさんのテーマがあるが、渋天街のみんなで子どもを育てていく、人を育てるのはひとりではないというのもテーマのひとつだと思う。僕にとって芝居や映画は、それを見ることで『ああ、明日も頑張ろう』と活力をくれる、“生かされる場”だった。
四季の理念である“人生は生きるに値する”ということを、演劇が僕に教えてくれました。そんな、『生きていていいんだよ』『ここに来れば大丈夫』という作品になればいいなと思います」と描かれるテーマについて語り、作品をアピール。
和やかな雰囲気の中にもキャスト、クリエイター陣の熱い思いがひしひしと伝わる取材会だった。
ミュージカル『バケモノの子』は4月30日(土)、JR東日本四季劇場[秋]にて開幕する。
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