勉強量を減らし、成績を大幅にアップする勉強法

勉強に時間をかけるほど成績が上がるというのも、親の間違った思い込みです。

西村さんは、「子どもに与える負担というのは、量も質も“もうちょっと頑張れば、何とかなりそうだ”というくらいが最適なのです」と述べます。

「塾の授業中に、完璧に理解できたと思った問題には○、何とか理解できたが、自信が持てない問題には△、よくわからなかった問題に×をつけて仕分けします。家で勉強するときに最優先してほしいのが、もうちょっと頑張れば何とかなりそうな△の問題です。×の問題は、やっても時間の無駄になりますので、家庭学習では△を確実に解けるようにすれば、勉強量を減らしながらも成績を大幅に上げることができます」

出典(わが子が勉強するようになる方法 2500人以上の子どもを超有名中学に合格させた「伝説の家庭教師」が教える超実践的な38のルール)

やり切ることが出来る、達成できるという“成功の予感”が、(大人もそうですが)子どもは一番努力できるもの。

そうすることによって、子どもに楽しみながら勉強を頑張らせることができるのです。

家庭学習の時間が増えた今、勉強への取り組み方を見直すいい機会になりそうです。

思考力・判断力・表現力の3つの力は特に中学受験に限らず、社会に出てからも必要とされるもの。家庭学習の際のヒントにしてみてくださいね。

【参考書籍】
わが子が勉強するようになる方法 2500人以上の子どもを超有名中学に合格させた「伝説の家庭教師」が教える超実践的な38のルール

【著者】
西村 則康
プロ家庭教師集団「名門指導会」代表。日本初の「塾ソムリエ」。
40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師。これまでに最難関中に2500人以上を合格させてきた実績を持つ。テレビや教育雑誌、新聞でも積極的に情報発信を行い、中学受験情報局「かしこい塾の使い方」は16万人以上のお母さんが参考にしている。

美容ライター。美容誌の編集を経て、ビューティ&ヘルス、フード、ファッション、ナチュラルライフなどについて執筆。美容ブログ『SimpleBeauty』でもコスメ情報を更新中。WebメディアのほかHP、紙媒体も手掛けています。