【韓国・全州】「全州ナンジャン」の入口。入場料は7000ウォン

レトロの風が吹く全州ナンジャン

韓屋マウルを北上すると、70~80年代の映画看板、昔のマッコリ酒場、錆びた自転車などでタイムスリップ空間を演出した施設に出合う。

その名も「全州ナンジャン」。ナンジャン(乱場)とは、露店が集まった状態などカオスな空間を指す言葉だ。いわばレトロのテーマパーク。

韓屋マウルの旧家約10軒をリノベーションしたもので、散歩しながらカラオケ、ゲームセンター、ゴーゴークラブ、昔のおもちゃなどを見物できる。展示されているレトログッズは7万点にも及ぶ。

【韓国・全州】昔の映画館を模した「現代劇場」という名の居酒屋。

「全州ナンジャン」の隣りは「現代劇場」という看板がかかった建物がある。昔の映画館を再現した居酒屋だ。

著作権に配慮したのか、映画の絵看板を架空らしきものにしているところがいかにも今っぽい。

取材協力:全州市観光拠点都市推進団、全羅北道国際協力課国際協力係

フォトギャラリー現地ならではの食べ物も!「全州(全羅北道)」の魅力をさらに見る
  • レンタル韓服で記念撮影する旅行者が目立つ全州韓屋マウル。写真の建物は伝統家屋を生かした宿
  • 「キルモクチプ」のポリパプ定食。手前左が麦ごはん、右がテンジャンチゲ。奥がナムル、キムチ、マッコリ
  • ナムルやキムチ、テンジャンチゲをのせた「キルモクチプ」のポリパプ
  • その夜、「夜間飛行」では、アコースティックギターと打楽器のライブが行われた
  • 「キルモクチプ」の住所は、全州市完山区豊南洞1街17-1

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語り手 ソウル在住の紀行作家 チョン・ウンスク、韓国関連書籍の企画編集者 山下龍夫

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鄭銀淑:ソウル在住の紀行作家&取材コーディネーター。味と情が両立している食堂や酒場を求め、韓国全土を歩いている。日本からの旅行者の飲み歩きに同行する「ソウル大衆酒場めぐり」を主宰。著書に『美味しい韓国 ほろ酔い紀行』『釜山の人情食堂』『韓国酒場紀行』『マッコルリの旅』など。株式会社キーワード所属。