鈴木拡樹は「気遣いの天才」
――櫂は天才数学者の役ですが、お互いの“天才的”だなと思う部分はどこですか?
鈴木 昔の印象ですが、秋人君は“思い切りの良さ”が天才的かなと。今もそうでしょうし、稽古場で分かる思い切りの良さがあるんですよね。お芝居一発目で分かるんです。
宮崎 確かに意識している部分ではありますね。「まずはみ出してみてから、整えよう」と思っている部分があって、最初から枠内を狙わないようにしようと。稽古だったらとりあえずやってみる。怒られても死なないって思っているので(笑)。
鈴木 確かに、その通り(笑)。分かっていてもなかなか一発目の芝居で思い切りやることって難しいと思うので、素晴らしい才能だなと思います。
――宮崎さんから見た、鈴木さんはいかがでしょうか?
宮崎 気遣いの天才だと思います! 普段から気遣いが素晴らしいのはもちろん、それが舞台本番中にも続いていくことがすごいなと思います。稽古が進んでいって、どんどん余裕が無くなっていくことが多いと思うんです。自分と向き合うだけではなくて、みんなが良いパフォーマンスが出来る様に気配りしてくれるので。
あと、僕がすごく貧乏だった時代に、その時別現場にいた拡樹君から差し入れをいただいたことがあって。
鈴木 そんなことあったっけ!
宮崎 この覚えていない所がまた拡樹君っぽいんですよ。もうそれが今も忘れられなくて。コンビニ袋いっぱいに食べ物をたくさんいれて、「これ拡樹君から差し入れ」ってスタッフさんに渡されて。「え、この現場拡樹君いないのに!?」ってすごく驚いたんです。
鈴木 たぶん、共通の知り合いから(宮崎さんのことを)聞いて、渡したのだと思います。困る時期ってありますからね。僕も困って先輩にたくさん助けていただいたので。ご飯連れていってもらったり。僕も出来る範囲、無理のない範囲では後輩や仲間にそうしていきたいなとは思います。
――素敵なエピソードを教えていただきありがとうございます。おふたりともお忙しい日々だと思うのですが、リフレッシュ、リラックス出来る瞬間はどんな時ですか?
鈴木 僕にとっては日課であるランニングがリフレッシュですね。ランニングをすることによって良い睡眠も得られるし。
宮崎 すごいですよね、何年続いているんですか?
鈴木 幼稚園の頃からもう走っていたから、本当覚えていないくらい続いています。台本を読み始めの時期とかも、走っていると自然に頭の中で整理されていくんですよね。それで家に帰ってもう一度台本を読もうと思えるので、お芝居にも良いことかなと。
宮崎 僕は海に潜ることが好きなので、時間が出来たら沖縄に行ってダイビングをしています。マネージャーさんには「日焼けしてこないでくださいね」って言われていて、ヒヤヒヤさせてしまって申し訳ないです(笑)。
――マラソンにダイビングとリフレッシュされながら、日々お芝居に向かっているのですね。今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!
公演情報
『アルキメデスの大戦』
期間:2022年10月1日(土)~2022年10月17日(月)
会場:東京・シアタークリエ
※10月21日(金) より全国ツアー公演(大阪・静岡・愛知・香川・広島)あり
※一般発売直前先行発売中 ※7/29(金) 9:59迄
ヘアーメイク=AKI(鈴木拡樹)、野中真紀子(é clat)(宮崎秋人)
スタイリスト=中村美保(鈴木拡樹)、青木紀一郎(宮崎秋人)
衣装=(鈴木拡樹)シャツamok/Karaln¥26,400、パンツ Iroquois/Karaln ¥27,500共に問:Karaln/TEL03-6231-9091、靴 ASICS RUNWALK ¥26,400 問:アシックスジャパン株式会社 お客様相談室TEL0120-068-806
※「ぴあ」アプリでは鈴木拡樹さん&宮崎秋人さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!