本場トップメーカー「好人家」(ハオレンジア)の「麻辣香鍋の素」もウェブで!

中国のスーパーマーケットへ行けば、必ずといっていいほど目にする「好人家」ブランド。

日本国内でも中華食材店のほか、ウェブショップ等で取り扱っているところも少なくありません。

キャッチコピー「好吃到飛起来的」は、言うなれば「食ってみな、飛ぶぞ」。

またパッケージにある「六歩厳選基地直供的辣椒」は「6段階の厳しい審査を通過した生産拠点からトウガラシを直送」という意味で、四川料理の本場としてのプライドが窺えます。

今回は中国語のパッケージに、日本語のシールが貼ってあるものを購入。ところが日本語では、材料として:

◆お肉、海鮮(エビ、イカ)お好みで450g程度

◆野菜(レンコン、タケノコ、タマネギ、ピーマン)300g程度

◆ショウガ

◆ニンニクスライス

とあるのですが、中国語の説明を見てみると、日本語よりもイロイロくわしく書いてあるではありませんか……

◆肉類(骨付きバラ肉、豚バラ肉、鶏手羽先、エビ、等)450~550g

◆野菜(レンコン、茎レタス、ジャガイモ、等)150~200g

◆香味野菜など(タマネギ、ピーマン、トウガラシ、等)150~200g

◆ショウガスライス 適量

◆ニンニクスライス 適量

◆植物油 150~200g

※中国野菜「茎レタス」は入手できなかったため、今回は入れていません。

どちらのレシピでもきっとおいしいのですが、今回目指すところは【ガチ中華】なので、本日は中国語のレシピに従って作ってみることにしました。

肉・魚介類のメインはエビにして、まず沸騰したお湯で8分通り火を通し
レンコン、ジャガイモも沸騰したお湯で火を通し、香味野菜などは切っておきます
植物油150~200gを鍋に入れ7分通り熱し、ショウガとニンニクを加えて強火で香りを立たせたら「麻辣香鍋の素」を入れて香りが出るまで炒め、準備しておいた肉・魚介類や根菜を加えて炒めます
タマネギ、ピーマン、トウガラシなどを加えて弱火で混ぜながら味をなじませ、パクチーを入れればできあがり!「麻辣」好きならトウガラシや粒花椒をプラス、さらにショウガ、ニンニクを加えてもOK

好人家版「麻辣香鍋」も、期待にたがわぬ【ガチ中華】。

実は記事冒頭に掲げた「麻辣香鍋」の写真は、日本の【ガチ中華】の中心地・池袋の中華フードコート「沸騰小吃城」のものなのですが、今回試した「麻辣香鍋」3種類のなかでは「好人家」版が最も近く感じました。

つまり「麻辣」がしっかり【ガチ中華】レベルで、中国ビールが進みまくります!

もうひとつ特筆すべきは、食後に「ラー油」が味わえること。

植物油を150~200gも使っているため、具を食べ終えると鍋の底にショウガ・ニンニク等々の細かい食材と油がたっぷり残るのですが、この油に肉・魚介類の旨みや野菜・香味野菜の香りがギュギュッと凝縮されていて、いわば「食べるラー油」として最高のツマミに! ご飯のお供にもなります。

調理後の油なので長持ちはしませんが、こんな思わぬオマケもうれしいですね!

脂っこい「食べるラー油」に中国のオモシロ白酒(パイチュウ)「江小白」はいかが?

あなたなら、どの「麻辣香鍋の素」で【ガチ中華】を楽しみますか。ご自宅でぜひ、本場の味に挑戦してみてください!

※情報はすべて取材時(2022年夏)のものです。

15の春から中国とのお付き合いが始まり、四半世紀を経た不惑+。かの国について文章を書いたり絵を描いたり、翻訳をしたり。ウレぴあ総研では宮澤佐江ちゃんの連載「ミラチャイ」開始時に取材構成を担当。産育休の後、インバウンド、とりわけメディカルツーリズムに携わる一方で育児ネタも発信。小学生+双子(保育園児)の母。