新しいようで懐かしい。スマホなしの一泊二日
電子機器を手放した2日間、想像していた以上に色々な体験や発見がありました。特に印象に残っている3つの出来事(アクティビティ)を紹介します。
1. スマホなしで「待ち合わせ」
スマホで連絡を取り合いながらの集合が当たり前の今、事前に決めた日時と場所だけを頼りに集合するのは、意外と難しいんです。
多くの人が行き交い、出入り口が複数ある駅で待ち合わせをした筆者と妹は、集合に10分以上もかかりました。お互いを見つけたときは思わず指をさして「小さい頃に公園で待ち合わせしたのを思い出すね!」なんて大笑いしました。
2.お気に入りの本を交換
身近な人に「これ見て」とスマホで何かを“送る”ことは多々ありますが、誕生日などの特別な日でもない限り、何かを“贈る”ってなかなかしませんよね。
そこで今回は、相手に読んでもらいたい本をお互いに持ち寄ってみました。忙しない生活の中で優先順位が下がり気味な読書ですが、一緒にデジタルデトックスをしていれば、同じタイミングでおすすめの本を読み合って、その場で「どう思った?」と会話ができます。
好きな本を大切な人に読んでもらえるのは嬉しいですし、互いにどんな箇所で心が動き、どんな感想を抱いたのか、感想や気に入った一節をシェアするのも、互いの心の中を覗いているようで貴重な体験でした。
3.出会った人たちの「おすすめ」を探して街歩き
地図アプリもインターネットもないデジタルデトックス期間、お店の店員さんたちに次の目的地を決めてもらいました。アパレル店員さんイチオシの靴屋さんでパンプスを買い、靴屋さんお気に入りのカフェで季節のタルトを食べ、カフェの店員さんがよく行く本屋さんの近くに行ってみると、知り合いおすすめのレストランを偶然見つけてびっくり。
口頭で案内してもらった記憶を辿ってお店を探すのは探検のようで、無事にたどり着いたときは、宝探しに成功したような気持ちになりました。ネットで口コミを調べて計画的に訪れるのもいいけれど、出会った人たちのお気に入りをおすそ分けしていただけて、とても心が温まりました。