傷ができると男としてレベルが上がったなと思う(笑)

白石麻衣 撮影/奥田耕平

――ゾンビの世界になってからのアキラのポジティブさが最高でしたが、みなさんが自分のことをポジティブだなと思う瞬間はどんなときですか。

俺は傷ができたときですね。

赤楚&白石 ???

たまに擦りむいたりするじゃない? 俺、スポーツやってて、だから結構傷があるんですけど。傷つくと、男として1個レベルが上がったみたいな。

白石 頑張った証拠みたいな?

そうそうそう。そういうのがなんかちょっとあるんですよ。

赤楚 あ〜、なるほど。

勲章じゃないけど、妙に誇らしい気持ちにはなる(笑)。

赤楚 僕は基本的にポジティブです。特にこの1年くらいの間で、何か嫌なことあっても落ち込まないというか、失敗しても「よし次!」みたいなマインドにはなれました。

白石 いいですね。私は自分がポジティブだと思う瞬間ってないかも。基本的にめっちゃネガティブです。失敗したときとか、家から出たくないって思うくらい落ち込むので、自分のダメなところがひとつでも出てきちゃうと、立ち直るのに時間がかかります。

俺も全然寝られないとかあります。考えごとしちゃって、それで寝られなくなって。

白石 わかります。

白石麻衣 撮影/奥田耕平

――すっかりポジティブになった赤楚さんは、そんなヘコみ期をどう乗り越えるんですか。

赤楚 僕は全部受け入れています。たとえば泣くシーンで泣けなかったりとか、めっちゃ落ち込むじゃないですか。それには寝不足だとか、そのシーンになる前に集中力を切らしてしまったとか、理由はいっぱいあるんですけど、結局はそのシチュエーションに合わせて管理ができてない自分が今の実力なんだって割り切る。で、次同じシチュエーションでちゃんと泣けたら成長じゃんと思えるから、今、メンタルが折れることがないです。最強です。

白石 すごい。

そう考えられるようになったら強いよね。

赤楚 ある種、自分に対してのあきらめみたいなところもあるかもしれないですね。

白石 勉強になります!