『西友』の「焼鳥」は一本あたり94円前後のコスパにして、なかなかのクオリティ

『西友』「焼とり 8本セット(もも・ねぎま)」(税込753円)

続いては『西友』の「焼鳥」をいただきます。

8本セットになったもので、「ねぎま」「もも」がドサっと入っています。こちらも『オリンピック』同様「3種の醤油使用」とあり、どことなく『オリンピック』の「焼鳥」と似たような串が刺さっています。

もしかしてOEMなのか?とも思いましたが、実際に食べて確認してみましょう。

『オリンピック』の「焼鳥」によく似た味わいです

食べてみると、質感・タレの塩味とも『オリンピック』の「焼鳥」と実によく似ており、やはりかなりジャンキーな印象の味わいです。

おつまみにすれば、グングンお酒が進むでしょうし、ご飯のおかずの一品としてなら、ご飯がバクバク進むような味わい。パンチ強めの味わいに、賛否はありましょうが、筆者的には十分美味しくいただけました。

そして、この「焼鳥」の素晴らしいところは、1本あたり94円という値付けです。仮に『オリンピック』と全く同じOEM商品だとしたら、1本あたり20〜30円ほど『西友』のほうが安いということになります。

実際はわかりませんが、味の傾向はほぼ同じですので、ここはやっぱり『西友』のほうに軍盃が上がると言って良いでしょう。

『東急ストア』の「焼鳥」はプリッと肉厚で独自の路線をゆく

『東急ストア』「九州産鶏肉使用 焼鳥盛合せ」(税込646円)

続いて『東急ストア』の「焼鳥」をいただきます。

こちらは「九州産鶏肉使用」と「たまり醤油のコクと風味をきかせた特製タレ」を売りにしており、『サミット』『オリンピック』『西友』とはまた違う路線を打ち出しているように思いました。

5本入った盛り合わせですが、内容は「もも」「ねぎま」「皮」「レバー」「つくね」とそれぞれバラバラの構成も嬉しいです。

あっさり奥ゆかしい味わいです

ここまでの4ブランドの中で最もあっさりした味わいで、奥ゆかしい印象を受けました。

仮に、その鶏肉の品質が低い場合、濃厚ダレで臭みなどを消すことができましょうが、薄味となればそういうわけにいきません。『東急ストア』があえて薄味に設定しているのは、謳われている「九州産鶏肉」の品質が優れており、その風合いを生活者に感じ取ってほしいからのようにも思いました。

また、焼き加減は『オリンピック』『西友』と真逆のふっくらプリプリの仕上がりで、ここも好印象。1本あたり129円という値付けですが、この価格でも十分納得できる味わいです。