……おおお、これはまた新たなマリアージュ! 温野菜おさつは、「これはスイートポテトです」と言われて食べたらそう信じてしまうほどおいもの甘みが凝縮した、子どもに喜ばれそうな味。それをカルビで包んで黄金だしでいただくことで、おいもの甘みとマンガリッツァ豚の脂、さらにトリュフの香りがまじわり、複雑かつ互いを引き立てる味わいになるのです。

この楽しみ方は、教えてもらわないと発見できなかったなあ。というか自分、何度か『温野菜』行ってますが、こんなに色々な楽しみ方ができるなんて知らなかった……! メニューの豊富さに加え、ひとつひとつの食材がこだわりぬかれているからこそ、このような“組み合わせの妙”を味わうことができるんですね。
 

定番の「鶏つくね」もトリュフ仕様に

さらに『温野菜』の人気メニュー「竹筒鶏つくね」も、このコースでは「トリュフつくね」にバージョンアップ。口に入れると、鶏の旨味とトリュフの香りがジュワ~ッと染み出てハフハフ……もう今日これしか言ってない気がしますが、うまい。この他にも、食べ放題メニューに含まれるお肉、野菜すべてが食べ放題って、すごいな温野菜……。

 

コースの最後は、鍋で作る〆の一品。マンガリッツァ豚とこだわり野菜のうま味をたっぷり含んだ濃厚な黄金だしの中にご飯を加え、仕上げにチーズと黒こしょうを入れて混ぜれば、トロットロにとろけるリゾットが完成です。こんなのうまいに決まってるでしょう(実際うまかったです)!

ちなみに、だしに食材のうま味がしだいに溜まっていくことを、温野菜では「だしを育てる」と言うのだそうです。うーん、言い得て妙。こうして大満足のうちに試食は終了しました。

マンガリッツァ豚のうまさに衝撃を受けつつ、食べてみて感じたのは、コースとしての完成度の高さ。メニュー開発担当の森安さんは、フランス料理のシェフ出身ということで、食べ放題コースでもただ食べまくるだけではなく、最初のひと口からシメまで通して楽しめる“コース感”を大事にしているのだそう。

そんな高いクオリティを誇るコースがお値段ひとり3650円(税抜)とは、嬉しい限り! コースの提供は11月26日(水)までの期間限定(予定)なので、ぜひこの機会にお近くの店舗で、温野菜のマンガリッツァ豚を堪能してみてはいかがでしょうか。