緑茶とコーヒー、それぞれの栄養素をバランスよく摂取

お茶の成分の一つ、テアニンはリラックス効果をもたらします。
つまり、緑茶コヒーにはコーヒーのカフェインの覚醒、緊張作用をテアニンが緩和する効果も!
カフェインの過剰摂取で交感神経優位になるとストレス食いなどの原因になるので、テアニンによるリラックス効果ダイエットにも効果的。
2つを一緒に摂ることで過剰な成分をやわらげ、バランスよく摂取できるようになるのです。出典『元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット』

また同時に飲むことで、より効果が期待できるというメリットもあります。 

やせ効果のあるコーヒーの「クロロゲン酸」は食後血糖値の上昇を抑えますが、
一方、カフェインは一時的に血糖値を上昇させます。
ですが、ここに緑茶を加えると、カテキン中の「エピガロカテキソガレート」という成分が小腸からの糖質の吸収量を減少させて、急激な血糖の上昇を抑えます。ですから食後の血糖値が上がりにくく、より一層やせ効果があるのです。出典『元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット』

混ぜることでプラスの効果が倍増し、マイナスの効果が打ち消されるというわけです。

基本の「緑茶コーヒーダイエット」の方法は?

基本の緑茶コーヒーは緑茶とコーヒーを1:1で割るだけです。コーヒーは浅煎りがベターで、緑茶は煎茶がいいそうです。とはいえ、コーヒー、緑茶はインスタントのものでも同じ効果が期待できます。

飲み方は1日最低3杯、それを食事前に飲むようにしましょう。

食事の前に飲むことで食後血糖値や脂質の吸収を抑えてくれるからです。

まずは1週間から。効果倍増のポイントまとめ

・あまり成果が現れなかったら、まずは焦らず、1週間から10日続けましょう。そのあと体重が落ち始めます。

・運動と組み合わせるなら、1時間前に飲むこと。

コーヒーや緑茶の成分は口から入るとカフェインもクロロゲン酸も1〜2時間後に血中でピークになり、4時間後には体の外に排出されてしまいます。 出典『元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット』

・ウーロン茶やプーアル茶で割るのもおすすめ。

プーアル茶に含まれる「重合型カテキン」は、ほかのお茶にはない有効成分。摂取した食べ物の分解をブロックし、脂肪が体内に吸収されるのを防ぎます。
ウーロン茶に含まれる「重合型ポリフェノール」もカフェインが多く含まれていて、コーヒーのクロロゲン酸と合わせると緑茶に負けないやせ効果を発揮します。特に脂質の多い料理を食べるときなど、この2つのお茶でティー×コーヒーを作るのはとても理にかなっているのです。

出典『元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット』

緑茶コーヒーはコーヒーの香りはそのまま、見た目は薄いコーヒーのような感じです。二つを割るとコーヒーの苦味と、緑茶の渋みが中和されて優しい味わいになり、飲みやすく美味しいです。

これなら毎日続けられそうです。
秋のダイエットに、取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考書籍
工藤 孝文『元デブ医者が教える おいしく飲んでみるみるやせる 緑茶コーヒーダイエット』(日本実業出版社)

著者
工藤 孝文(くどう たかふみ)・・・福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡 県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。ダイエット外来・糖尿病内科・漢方治療を専門とし、日本テレビ「世界一受けたい授業」減量外来ドクター、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」漢方治療評論家・肥満治療評論家として、メディア出演 多数。日本内科学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本甲状腺学会、日本東洋医学会、小児慢性疾病指定医。

美容ライター。美容誌の編集を経て、ビューティ&ヘルス、フード、ファッション、ナチュラルライフなどについて執筆。美容ブログ『SimpleBeauty』でもコスメ情報を更新中。WebメディアのほかHP、紙媒体も手掛けています。