3: 母親を毛嫌いするのは本能!?
女の子は小学校高学年になると父親とはお風呂に入りたくない、洗濯物は一緒に洗って欲しくなくなど、父親を毛嫌いする傾向があります。
それは人類の根本的な、そして無意識な習性として「異性の親とは本能的に離れていく傾向にある」からです。
それは女の子に限らず男の子も同じように本能的に備わっており、子どもが親から羽ばたこうとしているのに、いつまでも息子と疑似恋愛をしていると息子は重荷に感じてしまいます。
子どもには親離れの本能が備わっていますが、親には子離れの本能が備わっていません。
息子が中学になったら疑似恋愛は卒業。中学以降も疑似恋愛を続ければ、息子はますます親から離れていくことを意識しましょう。
4: 怒りは「不安」の裏返し? 母親のひと言で救われる
思春期の男の子は、学校でおもしろくないことが起きたり、母親とのちょっとした会話がきっかけでモヤモヤとし、怒りまくることがあります。時にはその怒りが大爆発して家の壁に穴を空けてしまうなんてことも。
そんな時に壁に穴を空けた息子を責めると、さらにモヤモヤして怒りが大きくなります。なぜならこの怒りは「不安」の裏返しだからです。
不安をどこにぶつけたら良いか分からず、それが心の中で暴れてしまい、怒りとして表現してしまっています。
そんな時は「苦しそうだね」とひと言かけ、モヤモヤの原因を探るようにさりげなく、学校や身の回りで起こっていることを聞いてみることが賢明のようです。
5: 思春期の男の子は「性」のことで頭がいっぱい
息子が「クラスの女の子に初恋をする」なんて話は母親としてもまだ「かわいい」と思えることですが、中高生になり性的な欲求があることを感じると大きく動揺する母親は多いようです。
しかし男性というものは女性に性欲を抱き「この子とセックスしたい」と思うのが自然であり、それは息子も例外ではありません。
中高生の男の子は「性」のことで頭がいっぱいです。「性」はなかなか自分の意識ではコントロールができず、勉強や部活など何も手につかない子も出てきます。
息子に精通があると感じたら、母親としてよく息子の行動を観察し、性欲を満たすための行動ばかりに走っているようであれば、「一度彼女を家に連れておいで」などと声を掛け、息子に理解を示してあげると良いのかもしれません。
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思春期の男の子は、幼少期の男の子以上にワケが分からなく、理解しづらいという母親は多いようですが、それ以上に「男の子」から「男性」になっていく息子に戸惑い、動揺する母親は多いと言います。
幼い男の子を育てるママは、まだまだ先のことだと思うかもしれませんが、いずれその時はやってきます。
思春期を前に男の子の実態を理解しておいた方が、子育てがスムーズに行き、楽に過ごせるのかもしれません。