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サオ「私も、城西支部のメンバーがあの難題にどう挑んでいくのかすごく興味があります」

チビホ「私は佐藤浩市さんが大好きなので、浩市さんのシリアスなシーンも楽しみだし、みんなと一緒で雨宮には久利生とくっついて欲しいけど、でもツイッターとか見ると“くっつかない!”って書いている人もいるから、観たいような、観たくないようなドキドキした気持ちでいます(笑)」

虹「リアルタイムで私が観たのはシーズン2からなので、自分の中ではいよいよフィナーレという気持ちが高まってきていて。

高校生でお金もないから雑誌もほとんど買えないし、ネタバレを知るのも好きじゃないから、テレビスポットを短く編集して何度も観てるんですけど、その中にイヤなスポットがあったんです。

それはあのバーで、雨宮が城西支部のみんなに“プロポーズされたんです”って告白しているもの。それを最初に観たときにえ?っと思って、それから久利生の表情を何度も何度もチェックして、久利生とのことなのか、それとも相手は別の人なのか?

そこをひとりで勝手に想像して期待しています。あと、治外法権という難しいテーマなので自分がどこまで入り込めるのか心配ですけど、『HERO』らしさを楽しみに映画館に足を運びたいと思っています」

ナオカ「私もみなさんが言われたことは全部気になります。

しかも前回の劇場版では私はエキストラで参加していたので、勝手に『HERO』ファミリーみたいになっていて、中からの視点で観たんですけど、今回は外から観て自分がどう感じるのか気になるし、雨宮も事務官から検事になっているので、そのことも含めて久利生との関係がどう描かれるのか気になります」

サッチ「映画の公開に向けて、いま、シーズン1とシーズン2を全部観て復習しているんですけど、14年の間に細かいところはちょこちょこ変わっていても、久利生や城西支部の人たちの事件への取り組み方や被害者のことを思う気持ちは全然変わっていないんですよね。

事件自体は、2001年の第1話の下着泥棒の話からは想像できない、国境を超えるか超えないのかというものすごく大きなものになっているのに、久利生が最初のあの第1話で言った“事件に大きいも小さいもない”という精神は一貫している。

そこは今回の映画でも変わっていないだろうし、描かれるのは本当にシンプルなことだと思うので、そこを見極めたいですね。

それと、私も雨宮推しなので、どうか無下にはしないでいただきたい。

まあ、いい形になってもよかった~!って泣くだろうし、思いもよらない方向に転んでも何で~?って泣くような気がする(笑)。一緒に行く友だちに“泣くかもしれない。それだけは許してね”って言ってあるけど、どちらにしてもしっかり受けとめたいと思っています」

『HERO』がもはや生活の一部になっている彼女たちは、映画を観る前から想像を膨らませて楽しんでいるようで、この日の記念撮影にも笑顔でこたえ、オフ会後も初めて会った者同士で情報交換している姿が微笑ましかった。

果たしてみんな、新たなる劇場版をどう観たのだろう? こんな熱い全国のファンを魅了し続けている『HERO』は、夏休みのスクリーンをまだまだ驀進中だっ!!

映画ライター。独自の輝きを放つ新進の女優と新しい才能を発見することに至福の喜びを感じている。キネマ旬報、日本映画magazine、T.東京ウォーカーなどで執筆。休みの日は温泉(特に秘湯)や銭湯、安くて美味しいレストラン、酒場を求めて旅に出ることが多い。店主やシェフと話すのも最近は楽しみ。