――これまで『宮 -Love in Palace-』では皇太子、『私は王である!』では王様を演じてきて、今回は初めて臣下の役でしたが、いかがでしたか。
チュ・ジフン「王ばかり演じた後、初めて臣下を演じてみてどう思ったかですか? それは面白くありませんよね(笑)。今までの演技が確実に身体に染みついているのです。
臣下役には動きに制限があります。俯かねばならないシーンで知らず知らずのうちに顔を上げてしまったときなど、“これは駄目だ”と自制しました」
――観客にこの作品をどのように見てほしいですか。
チュ・ジフン「楽しもうという気持ちで見て頂ければと思います。見どころが多い映画です。十分に楽しんだ後、映画館を出てくるときに考えて下さればと思います。
例えば、誰かとの人間関係についてなど。私にそのような経験があります。すごく親しかった友人と絶交してしまった後、友人関係にまつわる映画を見てあまりにも申し訳なく思いました。その映画と同じくらい、友人のことを理解してあげていたらと。映画にはそのような力があると思います。その後、自分から友人に連絡して謝りました。
そういう風に見ると、小さいけど人生を変えられる? すべてが映画のおかげではないけど、小さなきっかけを与えてくれると思います」
『背徳の王宮』は2016年3月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー。
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朝鮮史上最もスキャンダラスな時代を描く、刺激に満ちた史劇エンタテインメント!!
映画『背徳の王宮』
2016年3月19日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー!
あらすじ:稀代の暴君として知られる朝鮮王朝第10代国王・燕山君(ヨンサングン)(キム・ガンウ)は、その異常な色欲を満たすため、国中の美女を王宮に集めるよう命じる。王の信頼を利用して実権を握ろうとする家臣イム・スンジェ(チュ・ジフン)は、1万人もの美女を強引に召集。女たちは生きるため“王の女”の座を目指し、官能の秘技を肉体に刻み込んでいく。なかでも謎の色香を秘めた娘ダニ(イム・ジヨン)に心惹かれたスンジェは、彼女に王の寵愛を独占させようと特別な教育を施す。王の寵妃チャン・ノクスもまた、野心に満ちた芸妓ソル・チュンメを使い、スンジェの野望を牽制する。狂瀾怒濤の王宮で、明日をも知れぬ権力争いは激しさを増し炎上していく──。
監督:ミン・ギュドン(『僕の妻のすべて』『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』)
出演:チュ・ジフン(『コンフェッション 友の告白』『私は王である!』)、キム・ガンウ(『結婚前夜 マリッジブルー』『サイコメトリー~残留思念~』)、イム・ジヨン(『情愛中毒』)、チャ・ジヨン、イ・ユヨン
英題:The Treacherous 2015年/韓国/131分/韓国語/字幕翻訳:小寺由香
配給:ツイン ©2015 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
公式サイト:haitoku-movie.com