工夫を凝らしたさまざまなプログラム


フィットネスセンターには筋力トレーニングのマシンをはじめ、トレッドミルやバイクといった有酸素運動、ストレッチ用のフリースペースなど、充実した設備があります。実際に施設内を覗いてみると、夏休みにも関わらず多くの学生がトレーニングへ取り組んでいました。

「しかし、当初は大きな課題もありました」

と語るのは、スタッフの大貫英夫さん。

「放っておくと、どうしても施設内が“男だらけ”になってしまいました(笑)。私たちに必要だったのは“女性も気軽に利用できる工夫”であり、そのためにさまざまなプログラムを提案してきました。」

友達と一緒に取り組めるヨガやボクササイズなどのグループレッスンを豊富に取り揃え、1人だと気が引けるという学生も、少しずつ興味を持ち始めました。特に、女性向けダイエットプログラム『美ダイエット』は、25名の定員が募集開始30分で埋まってしまうほどの大人気!!ゼミや試験などにも配慮し、8週間という短期集中型のプログラムとなっているのも特徴です。

こうしたプログラムを通じて運動を楽しいと感じた学生は、やがて筋力トレーニングにも興味を示し、女性も自然とフィットネスセンターへ通い始めるのです。プログラムの内容はスタッフ同士で話し合い決めているとのこと。これからどんなプログラムが誕生するのか楽しみですね。

利用登録時には丁寧なオリエンテーションを実施するなど、学生とのコミュニケーションを大事にしており、それは取材中も途切れず訪れる学生たちの笑顔からも伺えました。

ランニングを通じて社会でも役立つ経験を

『マラソンチャレンジプログラム』は、マラソンにチャレンジすることで大きなことを成し遂げる達成感を学び、学生生活をより充実させることを目的としてスタートした“初心者・未経験者がマラソン完走を目指す”人気プログラム。

初めは10分も走れなかった学生が、ハーフマラソン完走を果たしたこともあるそうです。ランニングはトレーニングの効果を直に感じやすいので、学生も真剣に取り組もうとするのでしょう。施設内には、走ることをより楽しめるように、おすすめアイテムやランニングコースなどの掲示が手作りでされています。