実際にチャレンジしてみました

「私自身、運動やトレーニングには縁のない学生生活を送っていました。」

本プログラムの担当スタッフ中村志織さんはこう語ります。

「学生時代、何か一つチャレンジをすること、そして達成感を得ること。その経験は社会へ出たときにきっと役立つはずです。」

未経験者の気持ちが分かる中村さんだからこそ、「誰でもやれば出来る!」と自信を持って伝えられるのでしょう。
11月と3月の本格的なマラソン大会への出場を目標に、参加者毎のレベルに合わせた練習会を週1回実施しています。最近では、学生同士の交流も兼ねて、チームで順位を競うリレーマラソンにも挑戦し、見事入賞しています。


「ある学生が言ってくれたんです。『このプログラムを始める前は大学がつまらなくて、辞めちゃおうかと考えたこともある。でもマラソンを通じて友達も増えたし、自信を持つことが出来た。続けてきて良かった。』それを聞いたときは本当に嬉しかったですね・・・。」

未経験の学生たちがマラソンを通じて得た自信と成長は、さながら箱根駅伝のたすきのように、次にチャレンジする誰かへと繋がっていくのでしょう。

今後への課題


嬉しい悲鳴ではありますが、現在はフィットネスセンターの混雑具合が課題とのこと。有酸素運動から筋力トレーニングマシンまで、連日多くの学生によって満員状態のようです。特にトレッドミルは1時間以上待つなんてことも!そのため、「どうせ混んでいるから」とフィットネスセンターに通わなくなってしまう学生も出始めました。

体育会のアスリートから未経験者まで、多くの学生のニーズに応え、また青山学院大学フィットネスセンターが今度どのような取り組みを行っていくのか、在学生ならずとも興味が尽きません。

“走る”フリーライター。スポーツを中心に、IT・WEBやビジネス関連などで執筆。「人生をアホほど楽しむ」がモットーのノマドワーカー。マラソンやトアイアスロンが趣味で、100km超のウルトラマラソンにも頻繁に出走。ときどき仮装ランナー。2児の子を持つイクメンとしても奮闘中。ナレッジ・リンクス(株)代表取締役。葛飾区堀切中学校・陸上部コーチ。1983年生。