確かに、自己ベストを更新するには、その時の月間走行距離を超えるほどトレーニングで追い込みたいと考えてしまうもの。12月、1月、2月にメインレースを控えているランナーにとっては、いまのこの時期は、追い込みの時期にさしかかっているのでは?
そんな中、「オーバートレーニングかどうかを確かめる簡単な方法」が、同書で紹介されています。
朝、目覚めたときに横になったままで、心拍数を1分間計測します。この短期間内での安静時心拍数は、通常は大きな変化はなく、ほぼ一定です。その数値から5~10拍前後のずれがあった場合は、オーバートレーニングの可能性があります。
心拍数の計測は、トップアスリートの合宿でも、オーバートレーニングになっていないかを知るために、行っています。選手自身が朝目覚めたときに、自分で計り管理していることがほとんどです
なるほど。これは簡単ですね。予め安静時の心拍数を把握しており、それからのズレを管理するのです。つい、追い込みがちなこの時期に採用したい目安ですね。
あとは、急激に体重が落ちたりした場合も要注意とのこと。1カ月に2kg以上、または、現体重の5%以上落ちてしまったら、オーバートレーニングの可能性あり。長くこのスポーツを楽しむためには、オーバートレーニングにならないように調整する必要がありますね。
熱心なランナーの皆さま、オーバートレーニング症候群にならぬよう気をつけて、この素晴らしいスポーツを堪能してください。
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