韓国の人気ボーイズグループNCT DREAMが、SuperM、WayVに続き、オンライン適合型コンサート「Beyond LIVE」の3番目の主人公として、5月10日15時(現地時間)より、「NCT DREAM – Beyond the DREAM SHOW」を開催。全世界107ヵ国の観客とオンラインで同時につながりながら、AR効果と生のパフォーマンスを融合させたステージを披露した。
「Beyond LIVE」は単なるライブの生中継ではなく、そこにAR(拡張現実)をはじめ、さまざまな映像技術、カメラワークを駆使し、オンラインならではの見どころを備えたもの。ステージは天井以外の背面、両側面、床、前面とぐるりとビジョンで囲まれていて、シーンに応じて映像が切り替わる仕組み。また、会場は無観客ではあるが、メンバーとファンはビデオチャットやコメント機能などを使って交流することができ、オンラインならではの新たなコミュニケーションが可能となる。
ライブは2018年のリリースの際、それまでのDREAMの少年らしくかわいらしい印象を一変させた『GO』からスタート。ブラックとホワイトを基調としたスタイリッシュな衣装をまとい、海に沈みこんでしまった都市のような雰囲気が漂う映像の中に、ロンジュン、ジェノ、ヘチャン、ジェミン、チョンロ、チソンの6人が現れる。ステージ上からの至近距離のカメラアングルにより、リアルなライブ空間では見ることのできなかった彼らの男らしい表情のディテールまでを捉えながら、力強いパフォーマンスで圧倒する。
続く『Drippin'』では、映像が『GO』のアルカイックな印象から一転、幾何学模様を使った未来的なものへと変わり、時代を一気に駆け上る。このような変化をつけられるのは、建て込みセットなどを使わず、映像だけで演出しているからこそできる部分でもある。ヒップホップ調の『We Go Up』ではストーリーアートを映し出し、『STRONGER』では炎の中でのパフォーマンスと、映像の利点を存分に使う。