
端的に言うと才加は「頭がいい」と、私は思っていて。すごく回転も早いから、今までも人生設計をちゃんとして生きている人だなって、10代の頃から感じていたんです。
自分のこともすごく大事だけど、「家族を守ってあげなきゃいけない」っていう意識をすごく持ちながら、戦ってきていて。私の場合、家族に対してそう意識しはじめたのは、二十歳を越えてからだったんです。
才加はそれがたまに、苦しそうなときもあったけど、でもね、ちゃんと結果を出している人なので。まだまだ目標は高く持っていると思うし、ハリウッドデビューをしたり、着実にいろんなことを身につけているのをすごく感じていて。
--才加ちゃんは、とってもストイックなイメージがあります。
そうですねぇ。でも実は、ストイックじゃないって言ったら嘘になるけど、真面目すぎるストイックさでもないかな。腹筋がすごく割れているから、「毎日、めっちゃ筋トレしてるんでしょう!?」って、よく皆に思われてるけど、実はそんなことないみたいで。
この間も、筋トレした後にフラペチーノ飲んで、「全く意味なーい」みたいなのをSNS にあげていて。“あん、あん、あん? 才加やなぁ”って、思いながら見てました。基本は、破天荒な部類の人だと思ってます(笑)
--AKB48に入った当時、いろいろなタイプのメンバーがいる中で、才加ちゃんみたいなタイプの子と、絆を結び合ったのは、何か惹かれるものがあったからですか?
何だったんだろう。。
才加と最初に会ったのは、AKB48の二期生のオーディションの第二次審査かな。テレビオーディションっていうのがあって、審査をする秋元(康)先生が選んだひとりと、振付師の夏まゆみ先生が選んだひとりの、ふたりだけが、人前に立つ時間があって。

秋元先生に選ばれたのが私で、夏まゆみ先生に選ばれたのが才加だったんです。そこが才加との出会いというか。
次が最終審査という段階で、私たちは何も知らずに、一生懸命やっていたんだけど、周りからすると「あのふたりは、受かったも同然だね」って、言われていたって、後から聞いて。こちらとしては、オーディションの経験もなかったので、そんな事も知らずにいて。
それからふたりとも身長が高かったので、「ツインタワー」っていう呼び名が付いて、才加と一緒に“自分たちのチームを支えていかなきゃいけない”って、誰に言われていたわけでもなく、勝手に思っていたというか。
今でこそ私は、人が言ったことに「ハイ、ハァーイ」って、ついていきたい、楽に生きていきたい、と思いながら生きているんですが、AKB48に入った当時は、「自分が先頭に立ちたい」気持ちが強い子だったから。
自分の意見を積極的に皆に言っていたので、佐江と才加がチーム K を引っ張っていってるイメージは、そういうところから自然とついたのかなって思うんです。
--どちらかがリーダーになっているときは、どちらかが支えるというような関係性?
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