『窮鼠はチーズの夢を見る』 ©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

大倉忠義と成田凌が役作りについてコメント

成田は本作の出演を振り返り「苦しい役でした。僕の演じた今ヶ瀬は、瞬間を生きるというか、苦しいと分かっていても自分から飛び込んでいくところがある。本作ほど純粋で苦しくて切ない作品はないと思い、そこに強く惹かれました。苦しい役ってやりたいんですよね。初めに脚本を読ませていただいた際、どちらの役でもいいから絶対にやりたいと、行定監督に伝えました」とコメント。

さらに原作の熱狂的なファンが多い役柄を演じるにあたり、「原作に合わせて減量しました。フォルムは丸いけど細くて骨ばっている感じにしたくて。他にも、今ヶ瀬の好きでたまらないっていう気持ち表現することを意識しました」と役作りのダイエットも明かした。

『窮鼠はチーズの夢を見る』 ©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会

大倉は「成田くんは本当に可愛くて、今ヶ瀬そのものだった。動きがしなやかだし、よかったです。一緒に演じてみると、とても柔らかい空気を作ってくれたので、最後までいい距離感でいられました」と大絶賛。

また「今ヶ瀬は勝手にやって来て、勝手に困って、勝手に去って行ったり……感情のまま、ある意味、身勝手で我慢しない。でも、ものすごく弱くて敏感な部分も持ち合わせています。僕はそういう今ヶ瀬に憧れます」とも語り、本作で演じた今ヶ瀬への強い思い入れを語った。

『窮鼠はチーズの夢を見る』
9月11日(金)公開