『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』 ©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

5位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

公開5週目の『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は先週3位から5位に。累計は動員101万人、興収は14憶5千万を突破しています。

本作は、2018年にTVシリーズが放送され、情感溢れる世界観と美しい物語で大きな話題となった作品の劇場版です。戦争で両腕が義手となった少女が、手紙の代筆業を通じて人々の心に触れ、愛という感情を知り、大切な人への思いを抱えながら生きていく様が描かれます。監督はTVシリーズも手掛けた石立太一、声の出演は石川由衣、浪川大輔。

多くの人々に深い傷を追わせた戦争の終結から数年。世界は平穏を取り戻し、人々も前向きになりつつあった。戦争に参加して両腕を失い、義手となったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への思いを抱えながら生きている中、一通の手紙を発見する。

4位『浅田家!』

『浅田家!』 ©2020「浅田家!」製作委員会

公開3週目の『浅田家!』は先週2位から4位に。

本作は自身の家族を被写体に“家族がなりたかったもの、家族でやってみたいこと”をテーマにした写真を手掛けた浅田政志の写真集が原案です。中野量太監督がオリジナルストーリーを執筆し、新たな家族の物語を描きます。二宮和也と妻夫木聡が兄弟役で映画初共演。そのほか平田満、風吹ジュン、黒木華、菅田将暉らが出演しています。

4人家族の次男として育った政志は、小さな頃から写真が大好きで写真家をこころざす。写真専門学校を卒業したものの地元に戻ってぶらぶらしていた彼は、もう一度写真と向き合うことを決意。学生時代も取り組んだ、“家族”を被写体に再び写真を撮り始める。

3位『TENET テネット』

『TENET テネット』 ©2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

公開5週目の『TENET テネット』は先週1位から3位に。累計は動員140万人、興収22億円を突破しました。

本作は、秘密裏に活動するエージェントたちが、第3次世界大戦を防ぐために戦う姿を描くサスペンスアクションです。主演は『ブラック・クランズマン』のジョン・デヴィッド・ワシントン、共演にロバート・パティンソン、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーなど。

特殊部隊に所属する名もなき男は、フェイと名乗る人物からあるミッションを命じられる。それは、未来からやってくる敵と戦い、人類にとって核戦争以上の脅威となる事態を回避するというものだった。そしてその任務のキーワードは“TENET”という言葉で……

2位『夜明けを信じて。』

『夜明けを信じて。』 ©2020 IRH Press

『さらば青春、されど青春』を千眼美子と長谷川奈央のダブルヒロインでリメイクした『夜明けを信じて。』が初登場2位に。

映画初出演となる田中宏明が初主演を務め、『僕の彼女は魔法使い』『世界から希望が消えたなら。』の千眼美子と、長谷川奈央がダブルヒロインを演じます。オリジナル同様に赤羽博がメガホンを執りました。

東京の有名大学に通う一条悟は、就活と恋愛の両方につまずいていた。そんな時、彼は突然“霊的な存在”と出会い、それがきっかけで入社した大手商社で異例のスピード出世する。恋愛もうまくいき、公私ともに順風満帆に見えたが、悟はとある悩みを抱えていて……

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』 ©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

吾峠呼世晴による人気コミックを基にしたTVアニメシリーズを映画化する『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が初登場で首位を飾りました。

土日2日間での記録は、動員251万人、興収33億5400万円で、これはこれまでの土日2日間の動員と興収歴代記録のおよそ2倍という驚異的な数字です。

本作は10月16日に封切られ、初日から3日間の累計は動員342万人、興収46億円を突破。この3日間の成績は、日本国内で公開された映画の動員、興行収入歴代1位の数字になります。(※16日(金)の興行成績は平日における日本国内で公開された映画の動員・興行収入)

アニメ最終話に続く舞台“無限列車”で繰り広げられる炭治郎やその仲間たちと鬼の攻防戦を描く本作。TVアニメ版から続投の花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、平川大輔ら豪華声優陣が出演。監督も引き続き、外崎春雄が務めています。

蝶屋敷での修業を終えた炭治郎、善逸、伊之助。彼ら一行は禰豆子を連れ、短期間に40人以上が行方不明になっているという“無限列車”に到着する。そこで、鬼殺隊最強の剣士“柱”のひとり煉獄杏寿郎と合流した炭治郎らは、無限列車に巣くう鬼に立ち向かう。

全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ 10/17-10/18)

1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
2位『夜明けを信じて。』
3位『TENET テネット』
4位『浅田家!』
5位『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
6位『スパイの妻〈劇場版〉』
7位『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』
8位『みをつくし料理帖』
9位『望み』
10位『映画ドラえもん のび太の新恐竜』

今週末は『朝が来る』『オレたち応援屋!!』『きみの瞳(め)が問いかけている』『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』『空に住む』などが封切られます。

『きみの瞳が問いかけている』 ©2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会 ©2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson