よくないのに拍手をいただいたりするのは、舞台に出る側の自分がそういうのはすごく気にしちゃうところがあって、何というか…、あんまりそういうのが好きではないというか。観客の方たちに対して、ごめんなさいっていう気持ちになっちゃうんです。

AKB48時代、私自身ではないんですが、後輩が研究生公演をしていたときに、アンコールの声がかからなくて、アンコールができなかったことが過去にありました。

そういう、アンコールがくることも、拍手をもらえるのも、決して当たり前ではないっていう環境を過ごしてきたから。

やさしさだけの拍手や笑いは、自分自身はしたくないなと思うところがあるんです。

だけど今は、こういう状況になって、そういう思いで演じる側と観る側が繋がっているのも、素晴らしいことだなって思いました。

--今の状況だから、というのは多分にあると思います。

そうですね。

--普段だったら、楽しくなかったり、いいと思わなければ拍手をしなかったり、笑わないのも当然あることだと思います

ね、人間って、一番怖いから…、正直だから…、そういうのはあると思うんですよ(笑)

--でも、AKB48時代のアンコールの声がかからないというのは、シビアな話ですね。

結構ありました。

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