そうですね。「観に来てほしい」と、私から誘った友人たちも、3月に来る予定だった子たちが多かったので、観てもらえなかったのは本当に残念でした。

「ミラチャイ☆」連載でもよく名前の挙がる友人では、秋元才加ちゃんと、河西智美ちゃんが観に来てくれて、それが唯一の救いだったというか。大島優子ちゃんも来てくれる予定だったんですが、叶いませんでした。優子は、

「パパが観に行きたいって言ってるから、パパと一緒に行きたい」

とまで言ってくれていたんだけど。

優子のパパにお芝居を観てもらうのは初めてだったので、そういう意味でも楽しみにしていたんです。他にも「エンタメの世界でがんばりたい」と思っている友人たちに、

「とにかくこの作品を観に来てほしい」

って、言っていたんですが…、観てもらうことはできませんでした。

--『ウエスト・サイド・ストーリー』は、舞台、映画と、長い間、世界的に作品化されてきただけに、佐江ちゃんたちのパパ、ママ世代をはじめ、幅広い世代の方に馴染みのある作品だったんじゃないでしょうか。

もちろん、いい作品だし、いつも自信の持てない自分が、珍しく自信を持てていた作品だった、ということもあったけど。でも私は「あの舞台の作り方を観に来てほしい」っていう気持ちが大きかったんです。

豊洲のあの劇場(IHIステージアラウンド東京)は、観客の方たちをワクワクさせてくれる要素が、たくさん詰まっている劇場だったから。

あの「世界観」や「空気感」を、エンタメに関わっている人には、どうしても味わってもらいたかったんです。より多くの人に観てもらいたかったから、それができなかったのも、やっぱり悔しかった。

--共演者の方々とは、今も交流は続いていますか?

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