現代社会に潜む問題を自身の個人的体験や身体的感覚に引きつけて、パフォーマンス、映像、インスタレーション等様々な媒体で浮かび上がらせる高嶺格は、原子力発電所の事故を受け、人々が巷で交わした会話を再現した映像作品を展示。
また、様々な国や地域の文化や歴史を検証し、現在の社会課題に応答する作品を制作する藤井光は、3.11以降の福島の人たちの 「心の問題」(いじめ、差別)を、黒人差別の問題と重ね合わせた作品を制作。
キング牧師の暗殺事件を受けて白人の差別意識を嘆いたあるアメリカ人教師が行った1960年代の伝説の授業を3.11後版に書き換え、日本の小学生とともに再演し、新作として発表する。
会場には、東日本大震災から10年目にあたり、展覧会鑑賞者が自ら語り手となり、手記やコメントを残す場所も設置。ものごとを想像する/させるという芸術の重要な役割を改めて提示する。
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◆応募締め切り
2021年2月5日(金) 23:59まで
『3.11とアーティスト:10年目の想像』開催概要
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:2月20日(土)~5月9日(日)
開場時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日 ※ただし5月3日(月・祝)は開館
出品作家:加茂昂/小森はるか+瀬尾夏美/佐竹真紀子/高嶺格/ニシコ/藤井光/Don’t Follow the Wind
※詳細は水戸芸術館公式サイトをご確認ください。