フルマラソンを走る上で大切なのは、5kmのタイムを測定することです。青山さんは、この5kmがポイントだとアドバイスします。

むしろ、「5kmのタイムを知らずして、マラソンを走るべからず」「5kmを走れない人はマラソンも走れませんし、5kmのタイムが遅い人はマラソンも遅い」とも。

5kmというと、ちょうどランニングのメッカである皇居の1周の距離と同じ。皆さんは、5kmをどのくらいの時間で走ることができますか?

まだ、自分のタイムがわかっていないというランナーの皆さんは、アプリなどを使って5kmのタイムを計ってみてください。そのタイムを用いて、青山さんが提案する公式に当てはめると、皆さんの設定タイムがわかってきます。

青山さんが提案する公式はこちら。5kmのタイムの1kmごとのペースに下記の秒数を上乗せします。

・プラス10秒で10km大会
・プラス15秒でハーフマラソンの大会
・プラス30秒でフルマラソンの大会

一般的に多いタイムは、1kmを6分で走るペース(5kmを30分で走ります)。このペースで上記の公式に当てはめると、10km走は1kmを6分10秒ペースで走ることに。レース結果は1時間2分前後となります。