
そうですね。自分が見えていることだけじゃなく、人が見ているものが評価につながっていることもあるから。人が付けた得点がいいというわけじゃないけど、それが一番正しい点数に近いんじゃない? とも思うんです。
それは、48グループを卒業してから、自分に言い聞かせていることでもあって。
でも今日言ったことは、本当に自分の身に付いたとはまだ言えないので、こうして言葉に出して、自分に言い聞かせてます(笑)
--日本人は、この感覚はまだ苦手かもしれませんね。
そうですね。だから、私は典型的な日本人だと思う。だから、ちょっと海外に行くだけで、羽も鼻も、とんでもなく伸びちゃうんです。あはははは!
--日本も、仕事を休める制度を作ったりしていますが、特に、100%一生懸命やると、違うものを犠牲にしてしまうところがあるかもしれませんね。
そうですね。周りが見えなくなってしまったり。
--佐江ちゃんが言ったように、「90もいいことだ」とか、どんどん削ぎ落としていって、「これでもいける、これでもまだいける」と、「よい加減」を見つけるのはいいことだと思います。
そうそう! 削ぎ落としていった結果、それが成立するなら、それが正解なんだと思います。
--「肩の力が抜けている人」はカッコよく見えますもんね。
カッコよく見える。
私は「ダンス」でよくそう思うんです。
「自分の軸」が分かっているがゆえの、ダンスを踊っている人。
「ユルッと踊っているのに、何でそんなに素敵でカッコよく見えるんだろう」っていうダンサーの人がいたりするんです。
全力で踊るのは、カッコ悪いことではないけれど、全力で踊るダンスよりも、ちょっとユルッとしているというか、「軸があって、そこから出てくる手や足がしなやか」というのが、見え方として好きなんです。
--ダンスのレベルとしては、さらに上のレベルですね。
そうだと思います。自分自身がガムシャラに踊るタイプだから、自分にないものを持っている人が、輝いて見えたりするんだろうな。
--力の抜き方をダンスで例えるのは分かりやすいですね。
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[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
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[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
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[第57回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「今につながる、人との出会いと仕事」【1】
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。