
そう、そうなんです。
ダンスは、エンタメの中で一番好きなので、よく動画を見るんですが、ダンサーさんのダンスは、ラクそうに踊っているものほどカッコよく見えたりするんです。私自身、こういう感覚をいつも頭の中に置いていて、
「今、全力になり過ぎているから、ちょっと力を抜こう」
って、意識したりしています。
前回の朗読劇の時に、「お稽古で、いろいろ言われ過ぎると、正解が分からなくなってしまう」という話をしましたよね。(第33回)
あの後、言われたことを全部1回消してやってみたんです。そうしたら、それまで分からなかったことが、意外とすんなり自分の中に、ストンと入ってきて。
「これもやらなきゃ、あれもやらなきゃ…。ここではこうしなきゃいけないんだ…」
台本に書き込み過ぎて、そればかりを見ていたから、感情が台詞に全く乗ってきていなかったんです。でも、書き込みを全部消してみたら、
「おぉ、なるほど…、こういう言い回しもあるのか!」
って、発見できたりして。
--実際に書き込みを全部消す作業をしたのですか?
全部消しました。朗読劇の台本に自分で書き込んだ言葉は全部。
その上でもう1回同じ言葉を書き込んだ時は、やっぱり必要なんだと思って、その言葉を立たせるような言い方にしてみたりしました。「台詞は組み立て作業なんだ」って、朗読劇では勉強しました。
次の舞台、『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』でも、いつもなら、本読みをする前に、「こういう言い方にしよう」って、あらかじめ自分の中で作ってしまいがちだったんですが、今回のルーシー役は、今の段階では、台本にまだ何も書き込んでいない状態です。
--今日の佐江ちゃんのお話を聞いて思ったのは、7年前と向かう方向は同じなのかもしれないけれど、アプローチの仕方が7年前とは変化していますね。
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[最終回]宮澤佐江「ミラチャイ☆」連載ー9年間のラスト。あのとき想像した未来の答え合わせ、これからの自分
あのとき想像していた未来の答え合わせと、舞台に立つ佐江ちゃんが今、感じている矛盾。その矛盾に向き合って導き出した、これからの自分の在り方とは? そして「ミラチャイ」と交わした最後の約束。2013年から続いた「ミラチャイ」連載のフィナーレです!
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[第59回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「撮影では、より自然な私を」&ミュージカル『キングアーサー』出演決定で聞く【3】
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[第58回]宮澤佐江、連載終了に向け9年間を振り返る「いくつもの壁。ぶつかり、気づいた大切なこと」【2】
2013年にスタートした「ミラチャイ」連載。今回は、佐江ちゃんが9年間の連載期間を通して“自分はここが成長したな”と、思うことを話してくれました。アイドル卒業後、まもなくして立ちはだかった壁を乗り越えながら、次第に気づいたとても大切なこととは?
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[第56回]宮澤佐江、仕事・プライベートで訪れた旅での"出会い"と"出合い"(島根/小浜島 etc.)&「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせ
今回は、仕事やプライベートで訪れた旅のお話。昨年末に、お仕事で訪れた島根県。「初観戦ですっかりハマってしまった」という、Bリーグの素晴らしさを、自らもバスケ経験のある佐江ちゃんが、熱く語ってくれました。また、「ミラチャイ☆」連載から大切なお知らせがあります。